10月20日(月)
先週末、グラウンドに突如現れた見事な円形陣形――その正体は、ある学年による全体練習の一幕でした。あまりの整然とした人の輪に、「これは......ミステリーサークルか!?」と目を疑うほど。宇宙からのメッセージか、はたまた古代文明の儀式か......。その中心で何が行われていたのかは、まだ明かされていません。この角度の眺望がいったいどこからなのかも含め、どうぞ当日をお楽しみに。

それにしても、生徒のみなさんの姿には、ただただ感心するばかりです。練習開始時刻にはすでに整然と並ぶ隊列。誰に言われるでもなく、自らの役割を理解し、静かに待機する姿。競技が始まれば、仲間を応援する声が自然に湧き上がり、競技の合間には互いを気遣う声かけやまなざしが交わされます。
その一つひとつが、体育大会という行事に真剣に向き合う姿勢の表れであり、まさに "のめり込む力" の証です。本番を前にして、すでに素敵なドラマが始まっています。佐井寺中キャストのみなさんが、安全に気を配りながら練習を重ね、そして笑顔で体育大会を迎えられるよう、心から祈っています。
書道部 × 校務員さんの美しき共演 ~体育大会を彩る"筆の力"~
今年の体育大会では、書道部のみなさんが新たに看板を制作してくれました。
この力作は、まさに"見どころ"のひとつ。力強く、そして品格のある筆致で書かれた「体育大会」の文字は、行事の幕開けを告げる象徴として、校門付近に堂々と設置される予定です。

制作には延べ2日間を要し、構想段階も含めればさらに多くの時間が費やされたことでしょう。部員のみなさんが何度も構図を練り直し、文字のバランスや筆の流れにこだわり抜いた様子が伝わってきます。単なる看板ではなく、作品としての完成度を追求する姿勢に、「書」への真摯な思いが感じられます。
さらに今回は、校務員さんとのコラボレーションが光りました。看板の設計・製作、下地の色選びなど、職人の知恵と技術が加わることで、作品はより一層の輝きを放っています。まさに、美しき共演です。

競技に直接関わるわけではありませんが、行事の雰囲気づくりにおいて欠かせない存在――それが、この看板です。書道部と校務員さんが協働で描いた文字は、体育大会の空気を引き締め、見る人の心を高揚させてくれます。ぜひ当日、この看板をご覧ください。そこには、佐井寺中書道部の誇りと美意識が宿っています。
校長 大江健規
