【速報】文化総合発表会 佐井寺中キャストへのメッセージ

9月26日(金)

本日の文化総合発表会は、大盛況のうちに幕を閉じました。

ご来場いただいた皆さま、そしてブログを読んでくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。

発表会の様子については、まだ準備が整っていない部分もありますので、

来週以降、少しずつご紹介させていただきます。

ひとまず、閉会式で、佐井寺中学校のキャストのみなさんに向けてお伝えした「講評」のメッセージを、

文字に起こしましたので掲載いたします。よろしければご覧ください。

WIN_20250926_10_52_53_Pro.jpg WIN_20250926_08_27_32_Pro.jpg

まずは、本日ご来場のみなさま、佐井寺中学校の文化総合発表会にお越しいただき、本当にありがとうございました。本日のプログラム、いかがだったでしょうか?今日の佐井寺中は、いつもの学校とはちょっと違って見えたのではないでしょうか。校舎のあちこちに、佐井寺中のキャストたちの工夫とこだわりが散りばめられていて、まるで夢の国のようでした。

 空調の効いた体育館の熱気を一気に上昇させたダンス部のステージ。続いて、書道部のパフォーマンスが静と動の美しさを描き出し、そして、吹奏楽部の渾身の演奏がフィナーレを華やかに彩りました。どの部も、日々の鍛錬を超えて、「表現する力」を磨いてきたことを感じました。もはや「技術」から「芸術」への進化です。

 展示発表では、教室や廊下がギャラリーに変身し、作品ひとつひとつに、学びの成果や生徒のみなさんの思いや工夫が詰まっており、「伝えたい」という気持ちがしっかりと伝わってきました。 見る人の想像を超える、豊かな表現が並んでいました。

 1年生 合唱  テーマ:ひびかせよう!わたしたちの歌声を!

1年生が挑戦したのは、ただ歌うことではありません。「合唱」という表現に挑みました。合唱は、ただ声を合わせるだけではありません。相手の声を聴きながら、自分の声を調整する。そんな繊細なやりとりの中から、ハーモニーが生まれます。互いを思いやる心が音楽として表現されていました。「聴く力」は、これからの学びにも、人との関わりにも欠かせない大切な力です。今日の合唱は、まさにその力を育てる第一歩を踏み出した瞬間だったと思います。どのクラスの合唱も、それぞれの色があり、聴く人の胸にしっかりと届く、そんな歌声でした。そして最後に披露された全体合唱は、まるで音と心がひとつの波となって広がっていくような、熱を帯びた時間でした。

 2年生 商店街  テーマ:よってラッシャイ見てラッシャイ~

商店街というコンセプトが良いです。まさに町おこしの疑似体験。どの店も、来場者を楽しませる工夫が随所に凝らされていました。出店までの準備は、きっと『どうすれば楽しんでもらえるだろう?』という問いの連続だったのではないでしょうか。商品の開発、企画と立案、接客の姿勢、仲間との連携、そのすべてが『誰かのために』という思いから生まれたものです。その心づかいが、お客さまの笑顔につながっていました。そして、その笑顔を見たとき、「やってよかった」と感じた瞬間があったはずです。仲間と力を合わせ、アイデアを形にすること、誰かが喜んでくれたこと。この経験は、これからの "キャリア" つまり、自分の未来や仕事につながる力になります。

3年生 学年劇  テーマ:クロス~交わる個性の化学反応~

そして何といっても、3年生の学年劇です。様々な要素がぎゅっと凝縮された、素敵で温かいステージでした。3年生は昨年秋、劇団四季の『ウィキッド』の鑑賞をしています。「ただ演じる」のではなく、「メッセージを込める」ということをしっかり学んできた。その学びが、舞台の随所にしっかりと表れていました。それぞれの持ち味、役割に対する責任感が、演技だけでなく、背景や道具類、照明、音響など見事に組み合わさって、ひとつの大きな物語を創り上げていました。互いの役割を尊重し合い、支え合いながら物語を紡いでいく姿には、最上級生としての成熟が感じられました。「責任を持ってやりとげる」「自分が輝くだけでなく仲間も輝かせる」「期待を込めて優しく見守る」----これこそが、3年生の強みです。そして今日の劇は、想像を超えた見事な演出で、大切なメッセージを私たちに届けてくれました。3年生の学年劇は、佐井寺中文化総合発表会の進化の始まりである。そう確信しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日の文化総合発表会は、「想像を超えた」シーンの連続でした。

「こんなに美しく仕上がるんだ!」「こんな発想があったんだ!」「こんな表現があるんだ!」 

そして、「さすが佐井寺中生だ!」

劇の世界に引き込まれ、合唱の響きに包まれ、音楽に乗って旅をし、ダンスの躍動に目を奪われ、

文字の力強さに息をのむ。展示では、作品のひとつひとつに足が止まり、

商店街では、笑顔とアイデアに出会う──

どの場面にも、キャストのみなさんの "魔法" がかかっていました。

この経験が、これからの挑戦のエネルギーになりますように。

そしてこれからも、仲間とともに、想像を超える歩みを続けてください。

生徒のみなさん、先生方、今日は本当にお疲れさまでした。

そして、文化総合発表会の運営を支えてくれた文化委員のみなさんへ。

みなさんの段取りと気配りがあったからこそ、今日の感動が生まれました。本当にご苦労様でした。

最後に、今日、ここに集まったひと全員で、この素晴らしい時間を讃えましょう。

                                       校長 大江健規

この記事について

このページは、ウェブ管理者が2025年9月26日 18:30に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「【トピックス】開演前夜、キャストたちのささやき ~佐井寺中学校文化総合発表会2025予告編~」です。

次の記事は「【トピックス】佐井寺地区 市民体育祭」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.906.4