9月19日(金)
9月8日から、我が校に3名の教育実習生がやってきました。実習期間は4週間です。
保健体育と数学、それぞれの分野で、教職への志を胸に歩み始めた実習生たちが、日々奮闘しています。
初日は少し緊張した面持ちでしたが、今では指導教官の先生方の助言を受けながら、きびきびと動き、授業準備にも余念がありません。廊下ですれ違うと、笑顔で「こんにちは!」と挨拶してくれる姿が、非常に頼もしく感じられます。
今日、それぞれの授業を少しずつ覗いてみました。
生徒たちも「先生、がんばって!」という空気を自然と出していて、なんとも温かい授業の雰囲気が広がっていました。
自分自身の経験を思い返しても、教育実習は、理想と現実のギャップに向き合う時間でもあると思います。
「こんなはずじゃ...」と思う瞬間もあるかもしれません。
でも、それ以上に「やっぱり先生っていいな」と思える出来事が、きっとあります。
授業が思いどおりに進んだとき。提示した課題に生徒が夢中になって、自然と手が動き始めたとき。
生徒の「あっ!」というひらめきのつぶやき。
そして、「先生、ありがとう」と言われたとき。
その一つひとつが、教職の素晴らしさを教えてくれるはずです。
実習の最後には研究授業も控えています。
緊張するかもしれませんが、どうか自分らしく、堂々と挑んでください。
本校には、応援してくれる先生たちと、温かく見守ってくれる生徒たちがいます。
未来の学校教育を担うみなさんへ。
どうか、教職の魅力を胸いっぱいに感じて、「先生になりたい!」という気持ちを、もっともっと強くしてほしい。そして、いつか、どこかの教育現場で再会できることを楽しみにしています。
最後に、ひとつ謎かけを。
バトンパスとかけまして、教職と解きます。
その心は――どちらも「次の走者」に想いを込めて託します。(うまいのかな・・・苦笑)
校長 大江健規