12月12日(木)
1時間目 1年生国語科の授業を参観しました。内容は「文法事項のまとめ」です。
これまで文法の授業で学習したきたことを使って、少しクセのある文章を、聴いている側が
理解しやすく、心地よい文章になるよう添削してみようというものでした。
先生から提示された文章ですが、読点や句読点が抜けていたり、「とても」という単語が8回も
登場したり、一読して添削し甲斐のある文章です。1年生のみなさんはどのように修正するのか
とても楽しみでした。まずは個人で、これまでの学習をふりかえりながら、文章の構成、文の成分、
文法の誤りなどを整理していきます。
次に、文字を大きくしたワークシートが学習班に1枚渡されて、グループで知恵を出し合いながら、
添削をしていきます。8回も出てくる「とても」をどうするのか? 楽しみです。
それにしても、1年生のグループ学習は、本当に充実してきていますね。それはワークシートに
向かう身体の姿勢に表れています。少し腰が浮いているほどの前のめりな姿、頭の近さ、視線、
素晴らしい光景が教室のあちこちに生まれていて、たくさん撮影してしまいました。ブログでは
一部しか紹介できないのが残念です。もちろん、その姿を引き出す、担当の先生の課題設定と
単元構成が的確だったということは、言うまでもありません。
そして、最後はいくつかの班が、グループで修正した文章を発表して、まとめとなりました。
どうしても「話し言葉」になってしまう部分があって、再度の修正が必要だと思いましたが、
堂々とした発表で、聴く側の姿勢もすごく良かったです。
欲を言うならば、グループの中で誰かが音読をして、聴いてみて心地良いかを確認してほしかったです。
話すときの癖について先生からも話がありましたが、「どう聞こえるのか」も重要だったのではない
でしょうか。
ちなみに、会話やスピーチなどの際、言葉がすらすらとでないとき、無意識に「えー」「あのー」
などと言ってしまうときありますよね。そのような、つなぎ言葉をフィラーというらしいですよ。
校長 大江健規