11月12日(火)
今日は、1年生、音楽の授業を参観しました。
チャイムと同時に担当の先生のピアノの音が響き、非常に澄んだきれいな歌声が音楽室に充満します。
流れるような授業のスタート、心地よい時間が続きます。ウォーミングアップが終了し、いよいよ今日の
メインの課題へと移ります。内容は、シューベルト作の楽曲を鑑賞する。
ただ、いきなり音を聞くのではなく、曲のタイトルから
「どんな楽器が使われていそうか?」「どんな雰囲気の曲なのか?」を想像することから始まります。
鑑賞の授業というと、「曲を聞いてから」というイメージがありますが、担当の先生は、なかなか音を
聞かせてくれません。グループになり、教科書に載っている楽器の写真を見て、その音色を想像する。
曲の速さは? 明るい?暗い? 雰囲気は? など様々な予想が飛びかいます。
しかし、まだ、曲は聞かせてくれません。さらに、全体で各グループの予想をシェアし、
いよいよ「では曲を聞いてみよう」となりました。
とってもじらされた状況ですので、胸が高まります。スピーカーから曲が流れ始めました。
ピアノの音色に続いて、なんと、歌声が聞こえてきたのです。これは意外でした。
ピアノが演奏されていることは、はっきりとわかったのですが、他はどんな楽器が演奏されていたのか
聞き取るのがなかなか難しかったです。次回から、この曲について、歌詞に出てくる登場人物になりきって
深く考察していくとなるそうです。楽しみですね。
欲をいうならば、予想する場面で、「なぜ、そう思ったのか?」「どうして、その楽器を選んだのか?」
までグループ内で「聴き合い」をすることができれば、さらに深まったのではないでしょうか。
心情や景色を言葉にすることは難しいことですが、「音」で表現するとスッと入ってくることが多いです。
安らぎや勇気をもらえる音楽の素晴らしさを実感しました。芸術ですね。
授業が終わり、音楽室を出る際には、生徒のみなさんそれぞれが、マグネットを使って、
自己評価をする姿がありました。この工夫もいいですね! 校長 大江健規