1年生の教室に行ってみると、算数の授業が行われていました。
「いろがみが50まいあります。20まいつかいました。のこりはなんまいになりますか。」
という問題です。
先生が黒板に問題を書いていくスピードに合わせて子どもたちもスムーズにノートに問題を書いていきます。
先生が「つかいました」と書いたところで「あー!」という声が複数上がり始め、「のこりは」で「分かったー!!」という声がたくさん上がりました。
子どもたちの様子を見てみると、ノートに書いた問題文に「た」という文字が。「なんだろう?」と思っていると、子どもたちから
「わかったワニとたずねタヌキ書いたらいいやん。」
という声が。そのオーダーに先生が棚の中からワニ(わかったワニ)とタヌキ(たずねタヌキ)のイラストを取り出し、黒板に貼りました。
子どもたちは、文章問題の時は、何が分かっていることで、何がたずねられていることなのかをはっきりさせる必要があることを理解しているんですね。
子どもたちを見ていると、ノートにどんどん線を引いて「わ」や「た」の文字を書き込んでいきます。
それをクラス全体で確認した後、いよいよ子どもたちは問題を解いていきます。普段から図を描くことを大切にしているので、子どもたちは思考を働かせてノートに図を描いていました。
50個の〇を描いて考えている子、10のかたまりで50を描いて考えている子、「わからーん」と頭を抱えている子...見回ると様々な子がいましたが、分からなくて手が止まっている子には、先生が「前の時間のノートを見てごらん」と声をかけると、「ああ!」とつぶやいて書き始めていました。学びは積み重なっているということをこうやって気づかせていくことも教師の役割ですね。
そこから別の教室へ行ったので見ていないのですが、担任に聞くと、友だちの考えに触れることで、10のまとまりで考えた方が分かりやすいし、10のまとまり5つから10のまとまり2つを引くと考えると5-2と同じように計算できるということにも気づけたようです。
個人でしっかりと考え、考えたことを互いに共有することで新たな気づきが生まれると、みんなで学ぶことの良さを実感として得ることができますよね。その積み重ねが「互いを大切にする」ということに繋がります。授業を通して安心・安全な教室をつくることができるんですよね。
