学びの原動力

全校集会の話を受けて、校長室前に子ども一人ひとりの「好きなこと」「やりたいこと」「知りたいこと」「疑問」を貼れる掲示物を作成しました。

学びの原動力は「好き」「たい」「?」かなと思いますし、それをとことんやっていけば、必ず花開く時が来ると信じています。一見、そんなことやっていて何になる?とか、無駄だとかいろいろと言われることがあるかもしれないけれど、以前紹介した植松努さんも、ずっと「ロケットとか宇宙とかなんてお前には無理、そんな夢みたいなこと言ってないで勉強しろ」と言われてきたけど、自分の「好き」をとことん突き詰めていった結果、突き抜けた存在になることができました。

自分の「好き」「たい」「?」を子どもたちにも信じて突き進んでほしい。

そのためには、自分を見つめ、一体自分は何に興味があるのか、何が好きなのか、普段見過ごしている「?」はないか、振り返って自覚できたらいいなと思って作った掲示物です。

どんな付箋紙がこれから貼られるか楽しみです!

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5年生稲刈り

10月8日(水)

6月13日に田植えを行ってから早4か月。

秋晴れの中、たわわに実って首を垂れる稲を刈りに地域の田んぼへと出かけました。

全体で約400kgのお米が収穫できるという田んぼの風景はなかなか街中では見られない貴重なものです。改めて貸していただいてる地域の方には感謝しかありません。

子どもたちは、田んぼを貸してくださっている地域の方や農協の方、農業委員会の方々から説明を受けた後、上手にのこぎり鎌を使って刈っていました。刈っている間に落ちてしまった稲穂も無駄にしないように拾い集めながらコンバインに運び、各クラス約20分間、体験させていただきました。

コメ不足が叫ばれる中、本当に貴重な体験をさせていただき、ありがたい限りです。

本当にありがとうございました。

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山田東中学校合唱コンクールリハーサル

10月7日(火)

この日は午前中に山田東中学校で翌日に控える合唱コンクールのリハーサルが行われるとのことで、6年生が中学3年生の合唱を聴きに行かせてもらいました。

体育館中に響き渡る声、堂々とした指揮、指揮者をしっかりと見ながら奏でるピアノ伴奏、歌っている生徒たちの真剣な表情。とても感動的な時間でした。小学校生活最後の音楽会を控えている6年生にとって、中学3年生の素晴らしい歌声を聴くことはとても大きな学びになったと思います。ここでの学びをこれからの音楽の時間に生かして、一人ひとりの力で悔いのない音楽会にしてくれると嬉しいです。

山田東中学校に感謝。

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10月全校集会

10月6日(月)

この日は全校集会でした。

ちょうど当日が中秋の名月だったので、「今日は何の日?」と問いかけるところからスタート。子どもたちからは口々に「中秋の名月!」「お月見!」という声が返ってきました。天気も良く、実際にその日の夜はきれいなお月様が見られましたね。

さて、今回の全校集会のテーマは、めざす子ども像の「学び考え行動する」を取り上げ、その中でも「学ぶ」にスポットをあてました。

「そんな時に学んだなぁ」と思うかと問いかけ、ここで子どもたちから様々な考えを聞きたいところでしたが、機材トラブルにより時間がなくなったので、「例えば、できないことができたり、知らないことを知ったり、失敗して気づいたりしたときに以前の自分とは変わった、成長したと感じるのが学んだということだよね。」と話しました。そして、学び=勉強=点数・通知表というように捉え、それによって自尊感情が下がってしまっている子が結構いると以前から感じていたことから、「点数やあゆみで人の価値は決まるかな?」と問いかけました。すると、大きく首を横に振る子どもたち。そこで、子どもたちには、結果も大切だけれど、結果に至るまでのプロセスがとても大事だよねと確認。そして、さらに遡って考えると、学びの原動力は「好き」「~たい」「?」であり、そこを大切に、どんどん自ら学んでほしいという話を、それらが表れている子ども科学作品展に出品した子たちの自由研究に触れながら話しました。

そして、最後には10月生まれを祝福し、終了。

少しずつ過ごしやすい季節になってきました。子どもたちが自分の興味関心にしたがってどんどん学びを深めていってほしいなと思います。

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学び続ける教師

10月6日(月)

この日は午前のみの授業。昼からは、事務職員さんに留守番をお願いし、佐井寺中学校で行われる吹田市立教育センター主催の授業づくり研修(道徳)に全教員で校内研修(校外ですが)として位置づけて参加してきました。

講師は岐阜聖徳学園大学の山田貞二先生。小・中学校両方で教員を経験したのち教育委員会勤務や中学校校長を経て現職に就いておられる方です。教員の時から道徳を研究し、荒れた学校を道徳を中心に再生を目指すなど様々な取組みをされ、現在でも大学でのお仕事以外に全国各地で研修講師や道徳の飛び込み授業をされています。

今回は中学校1年生に対する授業で、学習指導要領に示されている内容項目のうち、「よりよく生きる喜び」「生命の尊さ」を取り扱ったものでした。ねらいは、臓器移植を通して新しい命を得た主人公の心情を考えさえ、生死にかかわる「命」の大切さに気が付かせるとともに、移植体験者の経験から「いのち」を輝かせるにはどうすればよいかについて議論させ、自分自身の人生をより良く生きていこうとする道徳的意欲と態度を養うことでした。

今回はZoomで実際に腎臓の臓器移植を受けた方をゲストティーチャーとして迎えての授業。

読み物資料を事前に読んできている生徒たちにお話しの内容を確認しつつ、ゲストティーチャーに山田先生がインタビューしながら腎臓の病気の辛さや人工透析の大変さを生徒たちが学んでいきます。そして、読み物資料の主人公は腎臓の臓器移植を受けたことで幸せになったということを確認したうえで、ゲストティーチャーにも「臓器移植を受けて幸せでしたか?」と尋ねると、「今は幸せだけど、移植を受けてすぐの頃は幸せではなかった。」という意外な返答が・・・。「え?なんで?」生徒たちは戸惑います。

そこで、山田先生は「なんでゲストティーチャーは幸せじゃなかったんだろう?」と問いかけました。生徒たちは懸命に考え、ペアで様々な考えを交流します。

「亡くなっている人もらっていることがモヤモヤするから」「自分の体になじむかどうか心配だから」「亡くなった人の腎臓だと思うと気持ち悪いから」「亡くなった人からの提供というのは重いから」など...

子どもたちは本当に様々なことを考え、その考えを全体の場でもしっかりと伝えられていました。

そこからさらに山田先生は切り込みます。「亡くなった人からもらうモヤモヤってどういうことかわかる?」

それに対して、生徒たちからは

「移植した人は死んでるのに、自分は生きているから」「自分だけ生きてていいのかと思うから」

などの考えが出されました。

そして、山田先生がゲストティーチャーに幸せじゃなかった理由を尋ねると、

「自分はどんどん元気になっていくのに、どこかで臓器提供者は亡くなっていて泣いている人がいると考えると、不幸の上に自分が乗っているような気がして辛かった。」

とのこと。でも今は幸せだと満面の笑みで答えるゲストティーチャー。

つまりどこかで乗り越えたということなので、山田先生は生徒たちに「どうやって乗り越えたのだろう。」と問いかけます。

「もらったことを悔やんでも亡くなった人は帰ってこないから臓器提供をした人の願いを大切にしようと考えた。」

「亡くなった人のことを思って生きようと考えた。」

「せっかく臓器を提供してもらったんだから楽しもうと思ったから。」

などの考えが生徒たちから出てきました。

さらに山田先生は生徒たちに「辛い時に気持ち切り替えられる?切り替えられるとしたらどうやって?」と問います。

「周りからの支え」「自分の好きなことをする」「家族や友人からの励まし」などの意見が出てきました。

生徒たちが十分考え、自分なりの考えを交流した後、ゲストティーチャーにどうやって乗り越えたのかを聞くと、

臓器移植を受けた人やドナーの家族が集まるドナー慰霊祭という場で、あるドナーの家族の方々から

「もらってくれてありがとう!」

「ずっと元気でいてね!」

「元気になってくれてうれしいよ!」

という言葉をもらったこと、そして、知り合いのお坊さんからの

「ドナーの方は、そこで亡くなるご縁だった。だからあなたが元気になることでドナーの願いが叶う。」

という言葉をもらったことが、切り替えられたきっかけだったとのこと。

その話を聞いている僕も思わず涙があふれてきました。生徒たちも真剣な表情。

振り返りでは、より良く生きることや生命についての自分の考え方や、このように生きていきたいという思いが生徒たちから出されて授業が終わりました。

教材とつながり続け、よく考え、よく語れる素敵な生徒たちでした。そして何より、そのような姿を引き出した山田先生の授業からは学ぶことがたくさんありました。

授業後の講演会では、山田先生から、道徳の授業づくりにおける教材分析の仕方や発問(中心発問、深化発問)の作り方を丁寧に教えていただき、さらに、授業の手法としての役割演技などを体験的に学ばせていただきました。

また、今回のようなゲストティーチャーを活用した授業づくりにおけるポイントについても大変分かりやすく教えていただきました。やはり、打ち合わせが重要だそうです。それは、今回の授業でものすごく伝わってきました。

考え、議論する道徳。北山田小学校でもめざしていきたいです。大変良い学びになりました。佐井寺中学校のみなさん、教育センターのみなさん、そして山田先生、本当にありがとうございました。

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きたやまだ会議

今日の昼休みは、きたやまだ会議。

今回は前回の続きで、キーホルダーに特化して議論したのですが、様々な視点から意見が出されました。

一旦、お試し期間を設けてやってみようという意見がある中、今まで通り付けない方がいいという意見もあり、それぞれの立場からの意見が途切れなかったことから、最終的にはまとまらず来週に持ち越しとなりました。

次回は、「みんなが安心・安全に学校生活を送れること」という目的に立ち返りながら、それぞれの立場のメリットとデメリットを整理したうえで、子どもも大人も一緒に意見を出し合って考え、方向性を導き出したいと思います。

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修学旅行に向けて(折り鶴)

10月2日(木)

修学旅行に向けて、この日の昼休みは6年生が2~5年生の各教室に出向き、平和への願いを込めた折り鶴を折ってもらうために説明していました。

6年生が下学年の子どもたちに寄り添い、優しく教えている姿、前に立ってみんなに分かるように一生懸命説明している姿は素敵でした。

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ペーパークラフト

いつも広電など、電車のペーパークラフトを見せてくれる5年生の子が、

「今はこれに取り掛かっています」

と見せてくれたのは、なんと北山田小学校の校舎!少しずつ進捗状況を教えてくれているので、完成が楽しみです。

大好きな電車の次に選ばれたのが校舎というのは、校長としても嬉しいです。きっと学校のことも好きでいてくれていると勝手に捉えて喜んでおります。

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授業の様子(3年生)

3年生の教室を覗くと、1組では算数の授業に取り組んでいました。

内容は2位数と1位数の乗法。「42×3」の計算の仕方について考えていました。子どもたちは、どのように考えて計算すればよいか、自分の考えを発表し、交流しながら解決に向かっていました。繰り上がりがあることもポイントでしたね。

となりの3年2組では、理科に取り組んでいました。「かげと太陽」の学習で、日陰は太陽の光を遮るとでき、日陰の位置は太陽の位置の変化によって変わることやその日陰のでき方と時間の経過に伴う変化から太陽の位置が東から西へと変化していること等について考える単元です。写真は、どうやって日陰ができるのかを子どもたちが自ら自分の体を使って、太陽・地球・日を遮るものになってみんなに説明しようとしているところ。子どもの発想って面白いですね。

そして、このクラスには、2学期から内モンゴルからの転入生を迎えたので、教室のいたるところに日本語を中国語でどう言うのか、どう表記するのかのポスターが。クラスのみんなの探究心と温かさが溢れています。

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秋晴れの中の体育

水泳も終わり、運動場で体育を行う風景が見られるようになりました。

今日は5年生が陸上運動に取り組んでいたので、見に行くと、

「今から3分間走をするから、校長先生もやろう!」と声をかけてくれました。誘われたからにはやらない選択肢はない。大人げなく、本気で頑張りました。

結果は・・・アラフィフですが、まだまだ5年生には負けませんでした(笑)

「校長先生待てー!」「速すぎ―!」という声を振り切り、ぶっちぎり・・・大人げなかったですかね(笑)

写真は3分間走のあとの授業の様子です。

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