終業式

今日で1学期も終わり。朝から終業式を行いました。

僕からは、7月の全校集会で子どもたちに伝えたことを振り返り、

「共感力を働かせる」

「互いを大切にする」

「学び考え行動する」

の3点について具体的にこれができたと言えるかを確認しました。1項目ずつ手を挙げてもらうと、「学び考え行動する」が一番多く手が挙がりました。

そこから、8月15日の終戦記念日や8月6日の広島平和記念式典と絡めながら「平和」についての話へ。

初めに「平和だなと思う時ってどんな時?」と聞くと、子どもたちから

「仲間外れとかいじめとかがないこと」

「家族と穏やかに過ごすこと」

「仲良くすること」

「台風や地震、戦争が起きないこと」

など、身近な平和から広い世界規模の平和まで具体的に語ってくれました。話すたびに、自然と拍手やうなずきが出てくるのが素敵です。

そのあと、その平和は「あるもの」ではなく「つくるもの」であることを、昨年の平和記念式典で広島市の小学校6年生が語った「平和への誓い」の言葉「平和をつくるのは私たち」を絡めながら話し、学校教育目標やめざす子ども像を意識して「自分」が行動することで、身近なところから平和をつくることができると伝えました。そして、8月6日の平和への誓いは是非見てほしいということも合わせて伝えました。

その後は、吹田市歯科保健表彰を受けた12人の子どもたちを称え、賞状を渡した後、8月生まれの子どもたちをお祝いし、終了。

生活委員会からは、担当の先生による素晴らしいクオリティの寸劇をとおして夏休みのきまりを子どもたちと確認してくれました。

37日間の夏休み、充実したものにしてほしいです。

また8月25日に会いましょう!

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その後

ブルーインパルス再び

7月12・13日にブルーインパルスが本校の上を飛んでいきました。学校開放でグランドを使用していた野球チームの子どもたちも校舎の上を飛ぶブルーインパルスの姿に「すごい!」と声をあげて喜んでいました。以前の記事でもお伝えしましたが、3番機はこの地域で育った先輩がパイロットだそうです。子どもの頃にブルーインパルスをみて自分もパイロットになられたとのこと。夢をかなえる子どもたちがこの北山田からもたくさん育ってほしいと思った風景でした。

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運拾い7/11

7月11日(金)

この日も朝から運拾いをして歩いていると、途中で2年生の男の子が興味を示して、

「自分も拾ってみたい。」

というので、金ばさみを貸してあげました。

すると、そこから学校までの10分くらいの間、ずっと拾い続けてくれました。

やっているうちにどんどん楽しくなっていったようで、キョロキョロしながら歩き、軽く10個以上は拾ってくれたと思います。

ありがとう!

こうやって運拾いをしていると、いろいろな関わりや発見があって楽しい。

お手伝いしていくれたこの子にも幸運がやってきますように。

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優しい子どもたち

ある教室に行くと、体調不良で休んでいた担任の先生が復帰すると聞いた子どもたちが黒板いっぱいに、お帰りなさいメッセージを書いていました。思いがあふれていて、素敵ですよね!優しい子どもたちです。

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哲学対話

今日は、校内教育支援教室に来ている男の子と家庭科の学習(手縫いの実習)をした後、10分ほど余った時間で、僕がずっとしたかった哲学対話を校内教育支援教室に来ているもう1人の女の子も合わせて4人でやってみました。

僕は、苫野一徳さん(教育学者・哲学者)が大好きで、ほとんどの本を読んでいるのですが、その中に「親子で哲学対話」(大和書房)という本があります。その本は、苫野さんが当時小学校5年生の娘さんと寝る前の10分間で、物事の本質を考え、言葉にしていく「本質観取」という哲学対話をしているやり取りが記録されていて、それがとても楽しそうなのです。

校内教育支援教室に来ている男の子と最近話している時に、物事の本質を語っているような偉人の名言が好きということが分かり、哲学に興味がありそうだなと感じたので、

「哲学対話ってあるんやけど、やってみない?」

と聞くと、

「うん」

と受け入れてくれたので、一緒の部屋で過ごす女の子とともに本に書かれている手順に沿ってやってみたのです。

本当はテーマ設定のところも対話の中で決めていくのですが、今日は僕が「幸せとは」に設定して始めてみました。

本に書かれている手順は

①本質が分かるとどんないいことがあるか、なぜこのテーマで本質観取をしたいのかを話し合う。

②経験から、テーマに関する様々な事例を挙げていく。

③すべての事例に共通する本質的なキーワードを見つける。

④最も核心を突いた言葉で、本質を言葉にしてみる。

⑤見つけ出した答えが、最初の問題意識に答えるものになっているか確かめる。

というもの。今回は初めてということと、時間も10分だけだったので、十分には本質まで迫ることができませんでしたが、一応、「幸せとは・・・・だ。」という言葉にしてみるところまで辿り着いたので良かった。

何よりも、男の子が自分から「また哲学対話やろう。」と言ってくれたのが嬉しかったです。女の子の方もきっと次も参加してくれるんじゃないかな。

僕も楽しみ。予測不可能なことが起こる時代、哲学的思考は社会を生き抜く武器になる。

写真は、初めての哲学対話で使用したメモ。「気楽」ではなく、幸せを感じるときは、喜怒哀楽の喜と楽が共通しているから、「喜楽」だ!となったのが面白かった。もう少し時間があれば、①をもう少し深めるとともに⑤の確かめることもやってみたい。そうすれば、本質観取の哲学対話をやる意味が分かるから。

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芸術鑑賞

7月10日(木)

この日の3・4時間目は芸術鑑賞会でした。

影絵劇「ジャックと豆の木」の鑑賞です。お話が始まるや否や、手だけで様々な生き物を表現する様子に子どもたちは一気に引き込まれていきました。

お話自体も面白いうえに、プロの影絵の技術も入ることで、子どもたちがお話の世界に入り込んでいることがよく分かりました。また、途中、立候補で2人の子どもたちが前に出て行き、実際に影絵の作り方を教えてもらってスクリーンに投影させてもらってい、良い経験になったと思います。

体育館に空調が入ったことにより、芸術鑑賞の時期を季節を問わずに設定できるようになったのはありがたい!

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指導主事訪問&クラブ活動

今日は1学期最後のクラブ活動。

そのタイミングで本校を担当していただいている吹田市教育委員会の指導主事が学校訪問してくれました。

ということで、一緒にクラブ活動の様子を見て回っていただきました。

運動クラブは、エアコンの入った体育館で活動。中に入ると本当に涼しくて快適。これなら体を思い切り動かしても大丈夫!という感じでした。

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グラウンドゴルフクラブは、WBGTが31を超えていたため、教室内での活動となり、トランプをして楽しんでいました。

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ダンスクラブは、場所を数か所に分かれて活動していたのですが、自分たちで曲を決めたり、動きを相談しながら決めたりしていました。指導主事もその様子をみて、「主体的に動いていてすごいですねー。」と感心されていたので、校長としては嬉しかったです。

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表現クラブは、ちょうど各グループが考えた寸劇を披露しようとしているタイミングでした。見ている側の子どもたちもニコニコしていたし、演じている子たちもすごく楽しんでいる様子でした。

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絵画クラブは、iPadで自分の好きなイラストや写真を検索して、それを参考にそれぞれが絵を描いていました。黙々と描いている子、友だちと見せ合っている子、アドバイスし合っている子、それぞれが楽しそうに活動していました。

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次は家庭科クラブです。今回のメニューはみかんゼリーだったようで、まさに食べているところでした。そして、運のいいことに僕も指導主事もおすそ分けをGET。めちゃくちゃおいしかった!食べているところをクラブの子たちが「写真撮るよー。」と言ってくれたので、僕のiPadを手渡し、パチリ。指導主事も幸せそうな顔をしていますね。ごちそうさまでした!

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続いてカードゲームクラブ。今回は2グループに分かれて人狼ゲームを楽しんでいました。どちらのグループも子どもたちは笑顔。先生も一緒になって楽しんでいるのが素敵でした。

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最後は、iPadクラブです。なんと、Canva(キャンバ)を使って、自己紹介のスライドを作り、発表していたようです。僕たちが教室に入った時には、すでに発表が終わっていたのですが、先生が気を遣ってくれて、1人の子にもう一度発表させてくれました。スライドのデザインもさることながら、内容も素敵で、その子の性格や趣味、将来の夢など、とても詳しく分かる素晴らしいもので、指導主事も感心していました。子どもの力って本当にすごいです!

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共感力(小さな命にも)

昨日の朝、運拾いをして回っていると、十字路とトンネルの間の道端にしゃがみこんでいる男の子がいました。

何をしているのかなーと近寄ってみると、道路脇にあるマンションとの境界のフェンスの向こう側に羽化に失敗したであろうセミの幼虫の死骸があって、それを木の枝で触っていたのです。

校「あー、羽化に失敗しちゃったんやな。」

子「うん。それで、道路に落ちてて、アリがいっぱい集まって来てたから、かわそうだなと思って、ここに避難させてん。」

この子は、幼虫の気持ちになって、「アリがいっぱい自分の体に集まってきたら嫌だろうな」と共感力を働かせたんですね。思わず温かい気持ちになりました。

相手が人間だろうと、昆虫だろうと、そこに自分を重ね合わせて思いやることができるのは、とても大切な力です。

この心をいつまでも持ち続けて大人になってほしいと思います。

続・続嬉しい広がり

ゴミ拾いを実践している5年生の女の子ですが、

今朝、僕が運拾いに回っている途中で出会った時、こんな会話を交わしました。

子「校長先生、もし登校途中でゴミを拾ったとしたら、そのゴミってどこに捨てたらいい?」

校「門入ってすぐの警備員さんの小屋の横にゴミ箱があるから、そこに捨てたらいいよ。」

子「オッケー!じゃあ明日からは、家からスーパーの袋を持って登校するようにして、途中でゴミ拾いながら来るわ。」

校「おー!嬉しい!!」

この子は、地域の美化に主体的に貢献仕様としてくれています。

この行動はきっと好循環を生み出し、その輪は広がっていくと信じています。

あー、嬉しい!

また、6年生の男の子からは、

「校長先生、ブログにゴミ拾いのことを運拾いって書いてたでしょ。」

と声をかけられました。こうやって関心を寄せてくれている子がいるから、ブログにも熱が入ります。

子どもたちの可能性は無限大です。そして、常に伸びよう伸びようとしていますし、善くあろうとしています。

それを心から信頼し、これからも大切にしたいことを発信し続けていきたいです。

あと少し

玄関のモニターには、現在、7月の全校集会のスライドショーを流しています。

残り少ない1学期をできるだけ充実したものにするため、毎朝、また、下校時に目指す子ども像を思い出し、「自分」が行動して学校を創るという意識を持てるように...という思いからです。

1学期の登校日数もあと8日。

一人ひとりが持つ力を精一杯発揮してねー!

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