午前・午後の分散登校が本日で終わりました。
簡易給食も実施して、いろいろな角度から準備を整えました。
パンと牛乳、ジャム(またはミカンゼリー)という、本当に簡易な給食でしたが、
子どもたちは「おいしい」と言ってくれました。
きっと、友だちと一緒に食べることで「おいしい」と感じるのでしょう。
「おしゃべりをしないで食べましょう」という担任の言葉をしっかりと聞き、
静かな静かな給食の時間でした。
低学年でも高学年でも、たくさんおしゃべりしたいだろうに
コロナウィルスとの闘い(共存?)をこんなにも心にとめている・・・
感心するとともに、少し胸の痛む思いでした。
15日からは、これまでまだ会ったことのない、
残り半分の未知のクラスメートと出会い、本当のクラスが完成します。
一歩ずつ前進です。
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校舎を見て回っているときに
「教室に入りたくない、帰りたい」という1年生に出会いました。
いつも4月には見かける光景です。
「いやだ」と言えるって、力があるなぁと感じました。
嫌なことを嫌だと言える。
どうかすると大人が失ってしまった、生きる力かもしれません。
また「悩む」ということも一つの能力だと、私はいつも考えています。
悩んだり、落ち込んだりするからこそその先に成長がある。
より良い生き方をしようと考えたり、人との距離の取り方を身に着けたり。
不器用な生き方かもしれませんが、人の生き方に近道はないとも思います。
子どもたちが悩んだり、「いやだ」という気持ちを表現したり・・・
そんな時間を、効率の名のもとに大人として奪ってしまわないようにしなければ。
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くだんの1年生は、先生にゆっくりと気持ちを聞いてもらい、
そのあと教室に入っていきました。