「令和」と元号が改まってから初めての
新しい1年が静かに始まっています。
「昭和」の時代から教職についている私であっても
経験したことのない、長期にわたる臨時休校。
そんな中でも、4月7日に入学式を挙行できたことは
教職員一同の大きな喜びでした。
今年は127名の新入生。
座った椅子から足をプランプランさせ、
珍しそうに体育館をながめている新入生の姿に
「ああ、やっと学校が学校らしくなった」と
私たちも笑みがこぼれました。
当日は式の次第をできるだけ簡素化し、
保護者の参列も、お一人だけにしていただき、
感染拡大の予防にはご協力いただき、感謝しています。
明日は2年生から6年生まで、
時間に差をつけて教科書の配布と新クラスの発表をします。
いろいろな希望や不安を抱いているであろう
子どもたちの今の気持ちに早く寄り添いたい、
大きな声で「おはようございます!」と言葉を交わす
日常を早く取り戻したいという気持ちで、
日々教職員は課題を用意したり、教室を整えたり、
教科書などをそろえたりしています。
本当はたっぷりと時間を取って、
「お休みの間は何をしていたの?」とか
「先生の趣味は何でしょう?」と
新しい出会いの時を大切にしたいのですが、
そこをぐっとこらえて、
できるだけ子どもたち同士が接触することなく、
できるだけ短時間で帰ってもらうようにします。
今はがまんの時。
明日は笑顔だけはたっぷりと用意して、
本当に学校が再開するときまで、
楽しいおしゃべりは封印しておきます。
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