【トピックス】街を磨く

2月1日(日)

日曜日の早朝、凛とした冷たい空気の中、私は、自分が住んでいる自治会の清掃活動に参加しました。                集合場所では、近隣の方々がすでに掃除の準備をしておられました。笑顔で挨拶を交わしながら集まるみなさんの姿勢に、こちらの目もパチリと覚めるような清々しい朝となりました。

我が家では先週、妻が防災訓練に参加、夏休みには夫婦で夏祭りのお手伝いもいたしましたが、こうして地域の一員として肩を並べる時間は、私にとって大切な経験です。

さっそく掃除を開始。軍手をはめて地面と向き合えば、そこには二つの対照的な「落とし物」が顔をのぞかせます。一つは落ち葉や枯葉といった「自然の落とし物」。これらはたとえ今日拾いきれずとも、いずれ腐葉土となって土に還る、いわば未来への種ですので、掃除しきれなくても大丈夫かなと思いました。                                         しかし困ったのが、もう一つの「人間の落とし物」。タバコの吸い殻やペットボトル。これらは、放っておけば消えることなく、そこに居座り続けます。特に排水溝付近に肩を寄せ合う吸い殻には、「どこへ行こうとしているのだ?」と問いかけたくなるほど、少々胸が痛む思いでした。

さて、清掃を終えて、遊歩道も心もピカピカになったと爽快感に浸りながら、意気揚々と家路についた道中、目を疑う光景が。私の足元に、つい数分前まで無かったはずの、まだ新しい吸い殻が一つ......                    「早すぎないか?」と思わず声が出てしまいました。きれいになった場所ほど、不粋なものは目立つもの。この「いたちごっこ」のような現実には驚かされました。だからこそ、今日集まったみなさんのような「支え手」の存在が、この街を守る最後の砦なのだと強く実感しました。

私たちの日常は、誰かの「善意の汗」によって支えられていることも多いです。生徒のみなさんも、保護者の皆様も、そして私たち教職員も。たまの休日、自分が暮らす場所で、地域の方々と手を取り合い、行事や活動にちょっと顔を出してみる。それは、地域という大きな家で心地よく過ごすための隠し味かもしれません。自分が住む場所を慈しみ、誰かのために汗を流す。次世代を担うみなさんにも、引き継いでいって欲しいと感じました。作業を終えた後の、あの澄み渡るような空の青さと、やり遂げた皆さんの清々しい笑顔。爽快感を分かち合える方々が地域にたくさんいることを、何よりも心強く感じた日曜日でした。

私の歩き方が少しぎこちなくても、どうか温かく見守ってください。落ち葉はきれいに掃除しましたが、筋肉痛だけは「自然に還る」まで、もう少し時間がかかりそうです。

1000004617.jpg 1000004618.jpg       校長 大江健規

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このページは、ウェブ管理者が2026年2月 2日 12:30に書いた記事です。

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