9月30日(火)
3時間目、3年生の理科の授業を参観しました。場所は理科室。授業の内容は、記録タイマーを使って運動の様子を計測するという実験でした。
授業の冒頭、先生から実験に関する詳細な説明はなく、「どう進めるのだろう?」と見守っていたところ、すぐに3年生のみなさんが自ら動き始めたことに、とても驚かされました。
Teamsに格納された手順動画や「実験のとりせつ」を確認しながら、学習班で協力して実験に取り組む姿が、教室のあちこちに見られました。誰かの指示を待つのではなく、自分たちで考え、動き、記録し、まとめる。まさに「自ら学びを進める姿勢」が育っていることを実感しました。
誰一人として手を止めることなく、全員が課題に向き合っている。その教室の空気に、私は深く感心しました。
今回の授業では、「機器の使い方」に意識が向きすぎてしまい、実験の目的が少し見えづらくなっていたかもしれません。とはいえ、授業づくりに少し工夫が加われば、さらに深い学びにつながる可能性を感じる題材でもありました。
それでも、3年生のみなさんは手を止めることなく、自分たちの力で学びを進めていました。その姿に、私は大きな希望を感じました。
これからも、「学びを切り拓く姿勢」を大切にしながら、先生方とともに、成長が響き合う学びの時間を創造していきましょう。応援しています。
ちなみに......記録タイマーの記録用紙が、かごの中からからまって出てきた様子は、まるで大量の白い蛇がうごめいているようで、少しだけおびえてしまったのは、ここだけの話です。
校長 大江健規