7月9日(水)
2年生では、「追究」という授業が行われています。6時間目は、全体発表会でした。
自らの興味関心に基づいて、題材を決め、徹底的に調べ上げたものを、プレゼンテーションに
まとめる。2年生全員が取り組みましたが、そのなかで選ばれし個人がプレゼンを全体発表会で
披露しました。暑い体育館だったのですが、保護者や地域のみなさまも参観に来ていただきました。
本当にありがとうございます。
パワーポイントを使って効果的にということも学びの要素だったようで、全員ソフトを活用しながらの
プレゼントでした。
やはり、自分の興味関心に基づいたテーマなので、みなさんとても楽しいそうに、そして
伝えたいことがあふれているという印象です。オーディエンス側の生徒のみなさんも、歓声を上げながら
耳を傾けていました。クイズ形式にしたり、中には、楽器の演奏を披露したり、設定したテーマの
内容はもちろんですが、発表者の人となりも感じられ、ほっとする雰囲気になりました。
印象に残っているのは、アニメの素晴らしさについてのプレゼンです。発表者は、あるアニメに出会った
ことで、そのスポーツが好きになり、中学校でその部活に入部したんだということを伝えました。
いきいきと描かれるプレーの場面だけでなく、登場人物が述べるセリフにも影響を受けたと。
プレゼンの中には、発信する側が、一方的に集めた情報を出し続けるというものもあるのですが
テーマと自分をしっかりと関連付け、「アニメに出会うことで、自分の生活が変わった」という
ことを伝えてくれている。生きた言葉がそこにありました。聞き入ってしまい、自分自身にもそういう
ものがあったなと、親近感や共感が生まれました。とても素敵なプレゼンでした。
自己表現の場面があったとき、「コピペを脱却し、自分というフィルターを通す」最近の私のキーワード
となっています。興味関心に基づいているからこそ、言葉に気持ちが乗る。
そういう意味でも、追究の授業、素晴らしい取組だと感じます。
2年生のみなさん この授業の経験を活かし、どんどん力を伸ばしてください。
校長 大江健規