7月9日(水)
2時間目 博物館から学芸員の方がお越しになり、3年生理科の授業を参観されました。
以前のブログでも紹介した「生物の進化発表会」です。
「生きた化石」というネーミングは、動物に使われることが多いのですが、実は
植物の歴史の方が古いという内容のプレゼンがあり、非常に刺激を受けました。
裸子植物の歴史は長いが、現在は被子植物が隆盛。その理由は?
さらには、「食べられる側」になることが多い植物が「食べる側」として
進化した例はないのか? など、仮説や自論にデータも交えながら、
しっかり自分というフィルターを通して表現していました。最後まで聞き入ってしまいました。
他にも、ゴキブリやタヌキ、タツノオトシゴなど、3年生のみなさんの興味の広がりを
実感できるとても良い課題設定だと思います。
欲を言えば、プレゼンテーションの進化も求めたいと感じました。プレゼンは、ともすると
発信者が一方的に情報を提供して終わりとなってしまいがちです。企業の新製品発表のプレゼンを
参考にしてみてください。商品は売る相手がいるので、オーディエンスがどう受け止めるのか
また、どう受け止めて欲しいか、なども意識しながら、プレゼンが工夫されているはずです。
授業で取り組むプレゼンには、「伝える相手がいる」という感覚が抜けてしまいがちです。
生涯に渡り、活きてつながる学びにするためには、プレゼンを、「オーディエンスの視線との対話」
だと考える必要があるかもしれません。相手は同級生なので、どうすれば自分が選んだ題材に
興味を持ってもらえるのか考えやすいのではないでしょうか。例えば、クイズを取り入れる、
身近なものに例えてみる、ユーチューバーになりきる、映画の予告編のような作りにしてみる
あえて5歳向けのプレゼンにしてみる、などなど、オーディエンスの視線を惹きつける工夫は
たくさん考えられるのではないでしょうか。3年生のみなさんの柔軟な思考に期待しています。
校長 大江健規
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「確率」レポート 3人目の提出者です。なんと1年生! 素晴らしいです!
説明内容も、図を使いながら、丁寧にまとめられています。どんどん数的思考を
伸ばしていってください! 数学界におけるノーベル賞みたいな賞は、「フィールズ賞」と言います。
狙ってみませんか!