先日の全校集会で、数学の確率について、佐井寺中のみなさんに問題を出しました。
実は、昨日、ある教室を訪れた際、ホワイトボードにこっそり問題を書いて、なにごともなかった
かのうように退室してみました。
すると今日、突然、校長室のドアをノックする音が、、、、ドアを開けると
「校長先生、謎を解きました」という来室者でした。説明を聞いて驚きました!
計算の結果だけではなく、その理由まで完璧でした。
1週間くらいはかかるだろうとたかをくくっていましたが、
たった1日で、見事に謎解きされてしまいました。さらに、ホワイトボードには答えが
追記されているだけではなく、同じルールで新たな問題も書かれていました。
この問題も秀逸で、新たに「減法」があったり、少し難解な計算もあったりと
思いもつかなかった発想に、私もとても学びになりました。ありがとうございます。
感心した後に、少し話をしていると、その来室者も私と同じ趣味を持っていることが
分かり嬉しかったです。それは、あの「蝶ネクタイをした迷宮無しの小学生」が活躍する
映画を鑑賞することでした。謎解きが強いはずです。
佐井寺中のみなさんも、是非考えてみてください!
それと思い出しました! 全校集会で提示したあの確率の問題。これもまだ私に解説をしてくれる
生徒は出現していませんよ。今週は忙しいのですが、来週であれば昼休みなど時間がとれる日が
多いと思います。佐井寺中生のみなさん、お待ちしています。
全校集会でもお話しましたが、6月は、準備が必要な大きな行事はありませんので、少しゆったりとした
学校生活を過ごして欲しい、特に、学ぶことにどっぷりとのめり込んで欲しいと思い、みなさんのきっかけ
になればと願い、課題を提示しました。
「題材」「教材」「人材」 学校教育活動のなかで、生徒のみなさんと先生たちが「教える・教えられる」
という関係を超えて、「材」を真ん中に置きながら、対話を通して学び合い、深めていくこと。
生徒のみなさんだけでなく、我々教員も生徒のみなさんに刺激されながら、教員として成長していく。
そんな学校風土を、佐井寺中のみなさんと一緒に、つくっていきたいなと私はいつも思っています。
あまりにも速く課題を解決されてしまった驚きとうれしさで、タイトルを「迷宮無し」風に
してみましたが、自分のワードセンスの無さが悲しくなります。 校長 大江健規