3月7日(金)
昨日の帰路、欲しいものがあり、あるお店に行きました。しかし、店内にあまりにも商品が多すぎて
欲しいものが見つからないまま、バスの時間が来てしまい、仕方なく店を出ることになりました。
すると、「えっ、校長先生!」と声をかけてくれる若者たちが現れました。
驚いて顔を見ると、佐井寺中生でした。制服姿は見慣れていますが、私服姿になると、年齢が
上に見えてしまって、声をかけられないと、誰だか分からないことが多いです。
教員といえども、学校を離れれば、一私人ですので、気の抜けた顔を見られるのは恥ずかしいときも
あるのですが、昨日は声をかけてくれて、すごくうれしかったです。別れ際にかけてくれた
「また明日の朝」という言葉、とても心に染み入りました。
毎日とはいきませんが、朝、校門に立って、あいさつをしながら、生徒のみなさんを
学校に迎え入れます。私にとっては、今や日常の一コマになりつつあったのですが、
「また明日の朝」こういう言葉をかけられると、そこにしっかりコミュニケーションがあって、
つながりができていたのだと、安心感と、そして、生徒のみなさんとの一日一日を大切にしなければと、
あらためて感じることができます。
「先生」という職業について、様々な情報が世間には流れていて、表面に出ていることは
暗くて辛い内容が多いと感じています。「先生になりたい」と思う若者が減っているというニュースも
教職への志願率など、数字で突き付けられます。何かトラブルが起こったとき、学校では、人と人との
関係が原因であることが多いですので、心に重くのしかかってしまうことは、たしかにあると思います。
しかし、連続する教育活動のなかの、あまり意識しない時間の大半が、充実した幸せな時間であると、
それは我々が意識できないほど日常の一コマになってしまっているだけなんだと、私は思います。
このブログで、佐井寺中生の日々だけでなく、教職の醍醐味も伝えることができればいいなと、
そして、「将来、先生になりたい」と思う若者が増えて欲しいと願っています。
さて、3年生は、すでに卒業式練習が始まっていて、今日の5時間目も練習が行われていました。
3年生のみなさんとの学校生活が、どんどん過ぎていってしまうこと、日々、寂しく思いますが、
リコーダーで奏でられる「笑点のテーマ」をBGMに、「さくらのメッセージ」を読んでいると、
3年生のみなさんの未来は明るい!と、自然と笑顔になります。
BGMにつられて・・・整いました! 「卒業とかけて、新幹線とときます」 その心は・・・
「のぞみ」満ち、「ひかり」「かがやき」、多くのお祝い言葉が「やまびこ」のように「こだま」します。
いよいよ来週は卒業式ウィークとなります。公立高校一般入試もあり、あわただしいとは思いますが、
中学校生活、最後の一週間を、幼なじみとともに、大切に、そして丁寧に過ごしてください。
放課後には、保護者のみなさまにお越しいただき、1・2年生の学年懇談会が行われました。
寒い中、お越しいただきありがとうございました。今年度のふりかえりと次年度への課題を共有し、
お子さまだけではなく、保護者と教職員も「学び合い・育ち合い」を大切にしながら、
教育活動を進めてまいりたいと思いますので、今後とも、ご理解・ご協力をお願いいたします。
(お知らせ)
1月30日に実施されました、3年生社会科のプレゼンテーション発表会の模様が、吹田市の広報youtube
「吹ちゅーぶ」にて配信されています。3/7~ 3/14~と2週に渡ってとのことですので、是非、チェック
をお願いいたします。 校長 大江健規