1月30日(木)
今日は午後から、3年生公民の授業の一環で、プレゼンテーション発表会が行われました。
市民自治の学習のまとめとして、3年生が個々で「吹田市を地域魅力度ランキング大阪1位に
するためには?」をテーマに、これまで学んできたことをベースとして、自分なりの提案を
プレゼンテーションするという内容です。「予算」や「条例」、「ふるさと納税」「地域おこし」
などを切り口に、パワーポイントを作成して、クラス内で発表会を行ってきました。
今日は、その集大成として、選ばれし4チームが『リアルな大人』へ提案をしました。
吹田市役所から企画財政室、シティープロモーション室の方々、そして青年会議所から弁護士の方
本校の学校評議員にご協力をいただき、パネリストとしてそれぞれのプレゼンテーションへの
助言や高評をしていただきました。また、保護者や地域の方々も多数、参観に来られました。
さずが選ばれたチームだけあって、中3生とは思えない素晴らしいプレゼンテーションで、
見ていたみなさんは驚きの表情でしたが、パネリストは『リアルな大人』のみなさまです。
優しい言葉を選んでくれていますが、それぞれの分野から、的確な指摘が入りました。
実は、今日は取材が入っていて、この詳しい模様については、3/14、3/21に「スイチューブ」にて
発信していただけるようです。また、ケーブルテレビでもニュースとして2/8~2/14に取り上げて
いただけるとのこと、みなさま是非、チェックしてください。
今回、社会科担当の先生が3年生に投げかけた課題設定、中学校のプレゼンテーションの授業
としては、理想形だと私は思います。調べたことを「コピーアンドペースト」で発表するのは簡単
です。そこに『リアルな大人への提案』という要素が入ることで、根拠に基づき、自分というフィルター
を通して、自分の言葉での表現することが求められます。
でなければ、見透かされてしまうし、質問や指摘には対応できません。
実際、選ばれた5チームの中には、「大学の研究論文」や「裁判の判例」にまで資料を求めて
裏付けをとっているチームもありました。
それでもなお、『リアルな大人』からは、様々な角度からの指摘や逆提案がありました。
パネリストのみなさまも、発表者のみなさんに、経験や専門性をフルに使って向き合ってくれているように
思いました。素晴らしい光景でした!
逆にいうと、3年生のみなさんが、プロを本気にさせたと言ってもいいのではないでしょうか。
そして、3年生のみなさんにとって最も大切なことは、この授業をとおして、
「今の自分には、まだ足りない部分がある」と気づくことです。
そこから、さらに、「今、自分にできることは何なのか?」と考えることが、この授業のゴールとなり
ます。
3年生にとって、今回の課題は、これまでの自分、これからの自分を考えるうえでの、非常に重要な
授業内容だったと、私は感じました。
3年生のみなさんと先生方が時間をかけて作りあげた、素晴らしい授業でした! 校長 大江健規