12月17日(火)
4時間目 1年生保健体育の授業を参観しました。内容は「バレーボール」でした。
とにかく今日は気温が低くて、体育館内はとてもとても寒かったのですが、1年生のみなさんは
素晴らしく活動的でした。準備運動を終えると、体育委員が中心になり、バレーボールの個人練習が始まり
一定時間経過したところからは、チームを組んでゲームに向けた練習が始まりました。
ここまで先生からの指示はほとんどなく、すべて自分たちで課題を進めていきます。
そのまま流れるように、チーム対抗のゲームスタート。
このバレーボールの授業ですが、担当の先生がルール設定でいくつか工夫をされているのに気づきました。
1つ目は、少人数のチーム編成でボールタッチの回数を増やしている。
2つ目は、コートの大きさもネットの高さも、バドミントン競技に合わせていること。ボールがネットを
越えない、取りに行けないということが生じないようにしている。
3つ目は、ワンバウンドまではボールがフロアに着いてもOKにすることで、ラリーが生まれる。
このような工夫をすることで、「プレーが続く楽しさ」を体験することができるのではと感じました。
先生の見事な課題設定により、生徒のみなさんは、非常に楽しそうにバレーボールに取り組んでいました。
そして、1試合目が終了した時点で、先生が一度、集合をかけました。ここで、ふりかえりの時間と
なります。チームごとに、2試合目がよりうまくいくように、改善点などを洗い出しました。
このふりかえりの時間をつくることが、少し冷静になることにつながり、メリハリにつながっていると感じ
ました。そして、2試合目がスタート。ゲーム内容がさらに濃くなりました。
2試合目が終わると、全員で協力して後片づけをするのですが、ここでも生徒のみなさんはとても
主体的でした。そして、最後まで片づけを引き受けて、列に戻ってきた仲間に対し、「ありがとう」と
言葉をかける姿があり、温かい雰囲気で授業が終わりました。 校長 大江健規