10月4日(金)
今日は、1年生英語科の授業を参観しました。
内容は、主語がHeやSheのときの動詞の形、いわゆる「三単現」でしたが、
「クラスメイトを紹介しよう」という活動がメインでした。
授業開始からペアワークの時間が何度も設けられていて、非常にスピード感のある
生徒のみなさんのアクティビティを重視してデザインされた授業展開でした。
最終的にはグループワークとなり、隣に座っている人から情報を聞き取って、同じグループの
人に紹介する。ここで「三人称」が登場するわけです。
生徒のみなさんは、話をしたり、プリントに記入したり、立ったり、座ったり、ジェスチャーを入れたり、
内容を聴きとったり、と身体全体を使って充実したアクティビティに取り組みました。
常に顔が上がった状態で、笑顔も多く、朗らかとした、非常に心地よい時間でした。
コミュニケーションが中心の学びとしては、素晴らしいと感じましたが、欲をいうのであれば
英語を使った先生からの発問に対して、すぐに翻訳をして、声に出してしまう人がいましたので、
クラスメイトの学びも大切にし、発言を少し待って、全体で考える時間があればなと感じました。
いつも悩むのですが、私は、昔ながらの学び方のくせが抜けないのか、どうしても
「外国語⇒日本語⇒外国語」という思考の流れになってしまって、外国語の会話に対する瞬発力がなく、
間が空いてしまいます。流ちょうに外国語を話すことができる人は、どんな思考になっているのか不思議
です。「その国に住む」とか「その国の友達をつくる」など、とにかく外国語を浴びるという
助言をもらったことがあります。今後、生徒のみなさんが、今日のようなアクティビティ充実の
学びを重ねて成長し、英語の授業がオールイングリッシュになれば素晴らしいなと、
期待が高まりました。 校長 大江健規