12月12日(金)
この日の午後からは、吹田市立教育センター主催の授業づくり研修「吹田の授業づくりUpdateプラン(校内研究活性化プラン)」が本校で行われました。この研修は、授業づくり(単元づくり)を教材研究からみんなで行うというもの。教材研究会と授業研究会の2回1セットで行われます。今回はその1回目にあたる教材研究会でした。
授業提案を行うのは3年生。「倍の計算」という算数の単元(全3時間)です。初めに授業者から約20分間の単元構想と本時の展開についての提案があり、「生きて働く知識について」「探索的対話を生み出すズレについて」を柱に討議を行いました。本校の教員が司会を務め、和やかな雰囲気の中でグループ討議と全体討議を行い、外部からの参加者も含めてみなさんが活発に意見が交わされました。
現行学習指導要領の作成に携わられた講師の齊藤一弥先生(NPO法人エデュ・ネットワークプラン代表理事)からは、①知識の深い理解②思考・表現を鍛える③学びの自覚 という3つの視点から指導いただきました。この単元は、学習指導要領のどこに示されていて何のために学ぶのか、どのような力を子どもたちが身に付ければよいのか、齊藤先生のお話を聞き、参加者はみんな頭をフル回転。授業研究会は2月になるので、それまでに今回学んだことをしっかりと我々が自分の中に落とし込み、当日の協議ではさらに深い議論ができるようにしていきたいと思います。
校長として嬉しかったのは、提案者の先生が楽しんでいること。本人曰く、「齊藤先生と出会って教材研究が楽しくなった。」と!何とも頼もしく、嬉しい限りです!
