12月24日(水)
長かった2学期も終わってみると早いもので、終業式を迎えました。
2学期は、遠足や社会見学、6年生は修学旅行、そして音楽会、北山田フェスティバルなど様々な行事があり、子どもたちの生き生きと輝く姿をたくさん見ることができました。
また、北山田小学校は春に運動会を実施しているので、少しゆったりとした時間の中で、じっくり学習に取り組むことができたように思います。我々教職員も2学期は複数回の研究授業や校内研修を行い、たくさん学びました。
さて、終業式では、初めに今年の抱負の話をしました。
昨年度の3学期の始業式に子どもたちの前で僕が宣言した抱負は、
①「毎日その日にあったいいことを3つ寝る前に書く」
②「本を100冊読む」でした。
この抱負を結構子どもたちが覚えてくれていて、修学旅行のときにも6年生から「何冊読んだ?」と聞かれたりしていました。その結果ですが、いいことを3つ書くというのは継続できていて、子どもたちには証拠としていいことを3つ記録している手帳をめくる動画を見せました。そして、読書ですが、子どもたちに僕が達成できているかどうか予想してもらうと、かなり多くの子が「達成している」と予想してくれていました。信じてくれて嬉しく思いましたが・・・実際は24日の時点で71冊。達成まで29冊も残っているという現状を伝えました。
ここからが子どもたちに伝えたかったことです。
「もし、校長先生が12月31日時点で80冊しか読めなくて目標を達成できていなかったら、それは意味のないこと?」
と子どもたちに問いかけたのです。何人もの子どもたちが首を横に振っているのを確認した後、
「目標は達成できなかったけど、80冊本を読んだことで、たくさんの知識や考える力が付いたから、とても意味のあることだと校長先生は思う。」
と話しました。
終業式の日ということは、式後に各教室であゆみを子どもたちは受け取ります。「よくできた」が何個、「がんばろう」が何個、という結果だけで一喜一憂する姿をよく目にしますよね。その気持ちもよく分かるし、結果ももちろん大切ですが、その結果に至るまでの過程をしっかりと振り返って、自分が「できるようになったこと」や「頑張ったこと」を自覚してほしいということと、「もっと頑張りたいこと」を見つけて3学期の目標に生かしてほしいということを伝えました。
その後は、人権標語で佳作になった7人と、学校外の習い事(体操)で表彰された子どもたちの頑張りを称え、話を終えました。
おうちでも、保護者のみなさんが、お子さんの通知表の結果だけでなく、その過程に目を向けて励ましてくださることを心から願います。
本年も大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください。
