全校集会の日の放課後

全校集会を行った昨日の放課後。職員室で仕事をしていると、

「校長先生はいますか?」

と、4年生の女の子が訪ねてきました。

何の用事かなと思いながら廊下に出て話を聞くと、

「朝、全校集会で校長先生が質問して誰かが答えたときに拍手が起こってたでしょ?あれも『互いを大切にする』ってことだよね?」

という質問でした。

「確かにそうだよね。あの拍手はだれからも強制されていないのに起きていたから、きっと話している子のことを大切にしようとしてる気持ちの表れだったよね。」

と返すと、

「それで、教室でも、授業中に誰かが発表した時に、ちょっと分からないところもあったけど、分かるところもあったから拍手したよ。これも『互いを大切にする』だよね?」

と言ったので、

「拍手すれば大切にしているということではなくて、本当にその子のことを大切にしようとするなら、分からないことは分からないと正直に伝えることが必要だと思うよ。」

と伝えました。すると、

「あー、確かにね。」

と納得した様子で、

「じゃ、さようなら!」

と、元気に帰っていきました。

一日、頭の中に全校集会で話したことを置きながら過ごしてくれていたと思うと、とても嬉しくなりました。

自分にとって、全校児童とやり取りできる月に1回の貴重な全校集会。こうやってフィードバックがあると、モチベーションに繋がります。

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このページは、ウェブ管理者が2025年9月 9日 09:12に書いたブログ記事です。

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