学校だより10月号の続きです。
お寺でのテント設営を断られ、失意の開少年一行は次の野営候補地を探すために出発の準備をしていたのですが、そこへ住職が出てこられ、「今から別の場所を探すのは大変でしょう。ここでテントを張ってください。」と言ってくれたのです。神様(いや仏様か? いやお釈迦様かな?)の出現に喜びを隠せない3人の少年。紙を渡され全員の名前・住所・電話番号を記入するようにとのこと。もちろん3人とも正しい名前等を記入して先方へ渡しました。でも、お寺の方々には、我々に庭を使わせていただいて感謝するとともに、ご迷惑をおかけしたことを謝罪します。さらに、本来であれば、住所やお名前をお聞きして、帰宅した後にお礼状でも差し出すのが通例ですが、そんな当たり前の事にも気が回らず、お礼状は出せずじまいです。どれだけ失敗を繰り返すのでしょうか。
しかし、気を取り直した3人は、早速お寺の庭に持参したテントを張り、夕食の準備にかかりました。夕食はインスタントラーメン(袋めん)と白ご飯。事前に購入して運んできたものを、これも持参した携帯用ガスコンロで調理していただきました。お腹も温かくなり、安堵の雰囲気が広がった頃、お寺の方に呼ばれて建物の中に入ると、横50cm縦30㎝ほどの楕円形のお皿に盛ったお肉や野菜の盛り合わせ(今でいうところのオードブルですね)を手渡され、今日の法事で使った余りを食べてもらえないかとのこと。嬉しくなってお礼を言いながら、テントの傍らへ戻ると「おいしそうやけど、お腹いっぱいやで!」と2人。確かに夕食の後ではありましたが、せっかくいただいたので食べ始めました。2人がそれほど食べなかったので、当時大食いの開少年はその大方を平らげ、お皿には何も残っていない状態で返却しましたが、「とってもきれいに食べてくれた!」とお寺の人は大喜びで、逆にお礼を言われることになってしまったのです。
続きは次回です。ただ、学校だよりでは出発日が9月15日となっておりましたが、正しくは9月23日でした。私の勘違いです。お詫びして訂正いたします。
ツーリングの初日に買い集めた国鉄駅の入場券。
9/23の日付でした。失礼いたしました。
彦根城かな? 構図がまずいですよね。
夕焼けが近い奥琵琶湖。浮かんでいるのは竹生島でしょうか。
お寺の庭に貼ったテントと愛車、在りし日の開少年(顔は消しています)。
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