高校1年の同級生と乗り込んだ急行「但馬」はさんさんと降り注ぐ夏の日差しの中、
我々7人を日本海へといざなってくれました。「今回は前回と違って、きっと晴れるぞ~!」とほくそ笑みながら、大はしゃぎの車内で楽しい時を過ごし、松葉ガニで有名な終着駅香住に到着。ここで普通列車に乗り換えて時折青い海の見える国鉄山陰本線を一路西へ。岩美駅到着後は前回と同じ浦富海岸のキャンプ場へ向かって歩みを進めました。
今回は7人でテント3張り、前回よりもにぎやかなキャンプとなりました。テントを張ってすぐに少しだけ海に入り、はしゃぎまわった後は夕食の準備。千里山の竹やぶから切り出して持参した竹筒にお米を入れ、火にかけて炊くという、ちょっと洒落た夕食となりましたが、世の中そんなに甘くはありません。確かに竹の香りのするご飯にはなりましたが、上手には炊けず、お米の芯が残ってしまったのは言うまでもありません。まあ、消化能力の高い高校生年代ですし、自分たちで作ったものですから、あーだこーだ言いながらも笑いながら食べていましたけどね。
翌日からは雨。これでもか!というぐらい降り続けて、鳥取砂丘へ出かけた時も曇り時々雨といった具合でした。前回同様、大した装備もなく調理もしていたため、雨の影響をもろに受け、フライパンで焼けたと思って食べた鶏肉が生だったということもありましたが、特に体調が悪くなることもなく、みんな元気でした。しかしながら連日気温も低く、海に入ることさえできないまま、4泊5日の日程を終え、8月6日夜、帰阪することとなりました。
幼いころから憧れていた浦富海岸でのキャンプ初体験は、計11日間の滞在中、泳いだのは全部で5,6時間程度となり、ほろ苦い思い出を残したものとなりました。しかしながら、そんなことであきらめる開少年ではありません。翌年の高校2年生時にも、また3年後の大学1年生時にも同じキャンプ場での海水浴を試み、雪辱だけはしっかりと果したのです。
終着駅香住に着いた、臨時急行「但馬51号(たぶん)」。
列車の車窓から見た、晴れた日本海。東浜あたりかな~?
我々7人をを雨から守ってくれたテント3張。
往路のウキウキ気分で購入した入場券。
寒さで泳げないため、やけくそで服のまま海へ・・・・。
ところで、この夏の開少年の冒険は、もう少し続きます・・・・・。すみませんがお付き合いください。
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