学校だより7月号(7月1日発行)の続きです。
7月31日夜、雨続きのキャンプを終えた仲間5人で国鉄吹田駅に降り立ち、20時頃だったでしょうか、解散となりました。
寒くて泳げないため、海水浴姿ではなく、服を着ての記念撮影。
6日間のうち唯一晴れた日の鳥取砂丘。
5人が寝た、当時では珍しいドームテント2張り。
翌8月1日、朝目覚めた彼は、何よりも一番に洗濯機を回し始めた。昨日までのキャンプから持ち帰った数多くの洗濯物を一気に片付けようとしたのだ。さらに、湿って汚れたドーム型テントも、家の前に立てて天日干しと洒落た。幸いにも大阪の天気は良く、昼過ぎには海水パンツをはじめ、全ての洗濯物もテントも乾いたので、開少年は次の準備に取り掛かった。何を隠そう、翌8月2日からは、入学したばかりの高校で同じクラスになった友達7人でのキャンプを企画していたのです。
7月31日夜~8月2日朝までの2泊3日の自宅滞在を先のキャンプの跡片付けと次のキャンプへの準備に費やした開少年は、8月2日、新しい級友と再び車中の人となりました。今回、我々が選択したのは、播但線経由の急行「但馬」。はっきりとした記憶がなくて申し訳ありませんが、確か臨時便「但馬51号」だったと思います。
当時、国鉄には周遊券という私のように計画性のない旅行をする人間には非常にありがたい切符が全国各地の観光地向けに設定されていました。その夏の2度のキャンプで使用した「鳥取・三朝ミニ周遊券」は大阪からの往復の乗車券と鳥取近郊に設定された自由周遊区間で何度でも乗り降りできる切符がセットになり、急行列車にも急行券なしで乗れるというとてもありがたい切符でした。驚くべきはその価格設定で、単純に大阪-鳥取を往復する乗車券より安いというから使わない手はありません。当時の会社員の中には出張でこの手の周遊券を利用し、会社には乗車券と急行券の料金で旅費を請求するという、水増し出張をしていた人もいると聞きました。当時、時刻表を愛読書とする開少年が、そんな便利でお得なキップの存在を見逃すはずがありません。交通費は周遊券の3800円(学割)のみでした。
1回目のキャンプで使った周遊券。大人料金では4700円でした。
2回目のキャンプで使った周遊券、学割では3800円。
初めて自力で訪れた鳥取駅で購入した入場券。
雨で泳げないためか、キャンプ場の最寄り駅あたりをうろついていたと思われる岩美駅。
さて、急行「但馬」で向かった二度目のキャンプ、目的の海水浴はいかに・・・・!?
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