ずいぶん以前のことになって申し訳ありませんが、体育大会です。
6月6日(木)、真夏日を思わせる晴天の中、本校第56回体育大会が行われました。様々なドラマや感動のあった体育大会でしたが、こんな一場面もありました。当日までの数日間、雨がほとんど降らなかったために、グラウンドは乾燥しきっていて、砂埃が舞うほどでした。生徒たちの中には滑って転倒するランナーも数人いて、擦り傷等で救護所へ運ばれてくることもありました。
数あるプログラムの1つに男女が混じってリレーする種目がいくつかあったのですが、そのうちの一つでこんなことがありました。スタート直後に一人の選手が転倒してしまったのです。転倒した選手は痛みやショックをこらえ、最後まで走って次の走者にバトンをつなぎました。そしてバトンを引き継いだ次の走者も、その次の走者も、先頭から大きく差をあけられていたのに手を抜くことなく必死で走っていました。本部席で椅子に座って観戦していた私は、自然と立ち上がって大きな拍手を送っていました。いわゆるスタンディングオベーションというやつですね。
「でも、もし中学生時代の私だったらどうしただろうか・・・・・?」転倒した時点で嫌になって最後まで走らなかったかもしれない、バトンを受け取った時点で大きく差をあけられてやる気がなくなって全力で走らなかったかもしれない・・・・。でも、青中の生徒たちはこのリレーだけでなく、その他のどの種目においても、皆全力で取り組んでいました。私に何度も何度もスタンディングオベーションをさせた、素敵な青中生たちに感謝します。
ところが、話はこれだけでは終わらなかったのです。
続きは次回ということで・・・・。
コメントする