7/11(金)PM7:00より西山田中学校区地域教育協議会主催の「子どもシンポジウム」を本校音楽室で行いました。
今回は福島県浪江町で被災され、現在、堺市に避難されている民話語り部、吉川裕子さんを講師にお招きして貴重な体験談をお聞きすると同時に、福島弁で民話も語って頂きました。ご自宅が福島第1原発から7㎞にあり、被災当時ほとんど情報もないまま避難命令を受け、大阪に来られて想像を絶するようなご苦労を重ねられています。現実の重い体験談でしたが、ぬくもりのある福島弁でユーモアを交えたお話ぶりに、集まった約40名の皆さんは、笑いの中にも身につまされる思いで聞き入ってしまいました。震災被害は、地震・津波による1次災害だけでなく、放射能汚染、風評被害、人権侵害、地域の分断など、2次、3次被害を引き起こしていることを思い知らされました。吉川さんは「こんなつらい思いは私たちだけにして、皆さんはそんな目に遭わないよう、日頃から災害に備えて下さい。小中学生も避難訓練などにふざけず真剣に取り組んでほしい」とおっしゃいました。講演の後、皆さんで防災について意見交換し、最後に地域協を代表し、上茶谷副会長が、今日のお話を糧としてお互い協力しながら地域の安全を守っていきましょう、と締めくくって実り多きシンポジウムを終えることができました。皆さん、ご苦労様でした。
皆さん輪になって民話に聞き入っています。
貴重な体験談をユーモアを交えてお話しいただきました。
上茶谷副会長から終わりのあいさつを頂きました。
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