春は出会いと別れの季節とよく言われます。
4月9日(水)
今日は、2・3年生と1年生の対面式が行われました。
それぞれの代表が、挨拶をし、先輩から1年生に鉢植えのお花がプレゼントされました。
先輩たちが優しくエスコートする姿、少し緊張している1年生の姿、見守る先生方の視線
式を盛り上げる吹奏楽部の演奏 素敵な温かい時間でした。
4月11日(金)
今日は、昨年度末まで本校で勤務されていた先生方がお別れの挨拶に来られ、離任式が行われました。
2・3年生にとっては懐かしい先生方、久しぶりに顔を見ることができて、ホッとする時間だった
のではないでしょうか。それぞれの先生から心のこもったメッセージが在校生に贈られました。
やはり、「先生」って熱い職業だなと、あたらめて感じました。
教務主任の先生のはからいで、離任式後、少し長めの休み時間をとりましたが、多くの生徒が
職員室前にやってきて、異動された先生方と話し込んでいました。いい光景です。
私が小学生のとき、昭和の時代ですが、毎日、早朝に出勤し、始業前にグランドを声を出しながら
走るという、健康的な習慣をお持ちの先生がいました。厳しい面もありましたが、一つひとつの
言葉が研ぎ澄まされていて、しっかりと心にしみこんでいきます。
その先生が、異動することになり、離任式で言った言葉が今も忘れられません。
「私が異動すること悲しいと思ってくれる人がいるなら、とてもうれしいです。つらいことや悲しいことが
あったら、空を見てください。空は私につながっています。君が空を見ているとき、同じ空を私も見ていま
す。必ず応援してます。では。」と、そこで語りが終わりました。「さよなら」という言葉をひとことも
伝えずに、手を振って壇上を降りたその先生の姿、とてもかっこよかった記憶があります。
昨年度末、修了式で「万有引力」のお話をしました。質量のある物体は、存在するだけで互いに引き合う
力が生まれる。異動された先生たちと、佐井寺中の私たちにも、「つながる空」や「万有引力」が
あります。先生方、お世話になりました。 校長 大江健規