10月31日(木)
いよいよ明日から11月ですね。今日は、昼休みに新しい執行部役員の認証式を行いました。
重みのある「認証状」を読み上げ、期待を込めて手渡しました。
私はいつも、中学校の1年間を2つに分けて、「行事の前期」「自分探しの後期」と
呼んでいます。後期は、大きな行事もなく、落ち着いて、より良い学校について
じっくり考えることができます。後期生徒会執行部の腕の見せどころであり、
難しいところでもあると思っています。穏やかな温かい学校の雰囲気を目指して、
取り組んで欲しいです。よろしくお願いします。
6時間目に2年生技術の授業を参観しました。内容は実習「はんだのつけ方」
授業が始まり、先生から簡単な説明と道具の準備が終わると、「ひとまず練習してみよう」と
実習が始まりました。もしかしたら、初めてはんだごてやはんだを見る人もいたかもしれません。
どうしたらいいのか、技術室が少しザワっとしました。しかし、すぐに説明書を読む人、
先生が提示したスライドを見て想像して作業を始める人、そして「どうやるの?」と
詳しそうな仲間に声をかける人、思い切ってトライする人、
様々な反応があり、見ていてとても楽しかったです。
しかし、ここからの展開が素晴らしかったです。つかんだコツをMovenoteで交流、
先生からのヒントをもとに、段階的にレベルアップして作業、このころにはざわつきもなくなり
集中した雰囲気になりました。短時間でどんどんスキルが上がっていくのが分かります。
どんなことでも、最初から手順や方法が伝えられているよりも、仲間とともに試行錯誤するなかで
自分なりにコツをつかんでいく方が、力が伸びていく。生徒のみなさんの学びを信じた課題提示をした
技術科の先生に感服しました。佐井寺中生のことをよく観察しているからこそだと思います。
さらに最後には、はんだ付けした部分を画像におさめて、Teamでデータ提出して後片付けと
なりました。
注目ポイントがふんだんに詰まった、生徒のみなさんの学びの姿が鮮明に分かる素晴らしい授業でした。
校長 大江健規