10月2日(水)
今日は2年生理科の授業と1年生美術科の授業を参観しました。
理科は化学で、2つの実験を通して、「質量保存の法則」について考えるという課題でした。
まず仮説を立て、グループごとで実験をし、結果を全体で集約し、仮説が正しいかどうか確かめる。
立てた仮説については、そうなるはずだと思い込むのではなく、客観的に、冷静に考える。
生徒のみなさんは、安全に留意しながら、グループごとに着々と実験を進めていきます。
最後は全グループの実験結果を一覧表にし、分かったことをふりかえっていきます。
実験への抵抗感も低く、全体的に非常にテキパキと作業を進めていたのですが、
欲をいうならば、ただ手順どおり実験を進め数字を記録するというだけでなく、
実験の目的は何なのか? 何か気づくことはないか?など
より深い部分まで思考をめぐらせることができれば、さらに質の高い学びになると感じました。
中には、「質量保存の法則成り立っていないかも」「あれ、白い物質が下に溜まっているな」
「気体が発生したのでは」などのつぶやきが聞こえてきたり、化学反応式を書いて、発生した物質は
何なのかを突き止めようとしている人もいました。「学びのタネ」が芽を出そうとしています。
一方、美術科の授業は、「埴輪と土偶」でした。今日は、令和の埴輪もしくは令和の土偶を
製作するための準備の授業、埴輪と土偶の違いや歴史的背景をなどを学んだ後、アイデアスケッチ
を考えました。
「100年後の人類が土の中からみなさんが作った埴輪(土偶)を発掘したとき、
100年前の生活を想像できるように、どんな作品にしますか?」という課題の投げかけが素敵でした。
どんな作品ができるのか楽しみです。 校長 大江健規