1年間で唯一全国大会までつながる大きな大会。大阪中学校サッカー選手権大会は中央大会1回戦で豊中11中に1-2で敗れて幕を閉じました。
昨秋の大会で大阪では準優勝まで勝ち進んだこのチーム。この夏の大会でも近畿大会、全国大会と大きな目標を掲げ、頑張ってきましたが、夢はかないませんでした。
秋の大会後からずっと言っていたこのチームに足りないもの。それは「まじめさ」。普段の学校生活やサッカー以外の部分がしっかりできていないチームが勝てるほど現実は甘くありません。もちろん全員ができていないわけではない。だけどチームとして戦うスポーツである以上、全員が心を一つにしてまじめに愚直にさぼらずやりきる強さを身につけないと、高い目標を実現することはできないんだということを神様が改めて教えてくれた気がします。もちろんこれは、徹底させきれなかった顧問の責任でもあります。子供たちにはこの敗戦から人生の重要な教訓を学んでほしいです。
具体的には2失点のシーン。両方とも相手のFKのこぼれを決められたものでした。なぜクリアが中にいってしまったのか、こぼれたらすかさず詰めるということをこぼれる前から全員が考えていたのか、あと1歩、1cmを詰めていたら相手のシュートは決まらなかったかもしれません。シュートブロックは間に合わなくても、その寄せに来る姿で相手はあせってシュートミスをおこすからです。
最後のコーナーキックが相手GKにはじかれたシーン。相手GKをブロックできていたらあのシュートは入っていたかもしれません。「勝利の神は細部に宿る」とは何度か紹介してきた言葉ですが、顧問も含め、まだまだ詰めが甘かったということでしょう。
あとは3年生引退まで市長杯と吹田総体を残すのみとなりました。このチームが尻すぼみで終わるのか、この敗戦を糧に大きくジャンプするのかは子供たちの気持ち次第です。悔いなく最後の1か月をやりきってほしいと思います。
応援に来てくださった保護者の皆様、コーチ、先生方、ありがとうございました。