春の三島大会は
三島中に6-2で勝利したものの、阿武山中と川西中に0-3で敗れ、予選リーグ敗退
となりました。少し調子に乗りすぎていたのかもしれません。
その他にも最近の試合結果は一時期にくらべて良いものではありません。
決して勝てない相手ではなかったように思いますが、ちょっとした心の弱さが随所に出て
結果としてサッカーでも勝てなかったように思います。
失点のきっかけも多くは自ら犯したファールが関係しています。
指導者としてもそのあたりに甘さがあったと反省しています。
最近のサッカー部はもう一度原点に返って、「サッカー以外の部分から大切にしよう」と
みんなで取り組んでいます。
「時間を守る」、「練習を休まない」、「荷物の整理整頓をする」、「挨拶」、「ゴミを拾う」
「最初のランニングや基礎練習を大切にする」など。
すべて当たりまえのことであり、今までも言ってきたことです。でもそれがなし崩し的に
なっていた現状があるように思います。
たとえば「ゴミを拾う」ということ。
そもそも落ちているゴミに気づける感性がなければ、まわりから近づいて来ている相手チームの選手や
フリーになっている選手にもきづけないのかもしれません。
仮に落ちているゴミに気づいたときどう考えるか。
・自分の捨てたゴミではない。
・しかも誰も見ていない。拾ったところで先生に誉められることもない。
そこで素通りしてしまうのか。ゴミを拾えるのか。
自分がゴミを拾うことでその場所がきれいになり、誰かが気持ちよくなれる。
先生から誉められるという見返りを期待することなく、自分から労をいとわず積極的に動ける人。
そういう人は試合の中でも、自分がラクすることよりも味方のために一生懸命走ることを選べる人
なんだと思います。
ひょっとすると無駄走りに終わるかもしれないカバーリングやフリーランをできる選手なんだと思います。
「荷物や靴の整理」、「ランニングの並び方」。
そうした部分に生徒自らがこだわりだしたとき、今までいい加減にパスをだしていた選手が
味方選手の右足に出すか左足に出すかにこだわりだすでしょう。
これらを一切怒らず、こどもたちの心に訴えていければと思っています。
そうしたことの延長線上で、最近はミーティングもすべて自分たちで行っています。
我々教師は横で聞いていて、必要があれば一言フォローするくらいです。
みんないい顔して話あいをしています。
ただ今、二中サッカー部、 改めて 「心」 にこだわり中です。
勝つためにやるのではありません。それは心が整った結果に付随してついてくるものだと思います。
サッカーで結果がでることも大切ですが、たとえ結果がでなくともみんなが卒業したあとの人生で
きっと役に立つと信じています。