本日は、2年生と5年生の算数の授業についてお伝えします。
今日の2年生の算数は、『くふうしてけいさんのしかたを考えよう』という単元でした。
「12個と23個のクッキーを合わせると何個でしょう?」という問題を考えるのですが、
①おはじきに置き換える ②ドット(点)に置き換える ③ブロックに置き換える
という3段階で学習を進めていきます。
同じ12+23の計算を、よく似た方法で何度も行うので、
「もう分かってるよ」という表情を浮かべる児童も見られます。
5年生の本日の算数は、『ともなって変わる2つの量の変化を調べよう』という単元です。
Aが2倍3倍になると、Bも2倍3倍になる...いわゆる比例を表で確かめる学習でした。
「Aが『1』の時と『2』の時では2倍の関係です。
では、Bは『3』から『6』になっているね。この関係は...?」
「当然2倍やん」という表情の児童も見られます。
確かに、簡単に思えてしまうかもしれませんが、
実はどちらの今日の学習にも、とっても大切な基礎作りが含まれています。
2年生の方は、具体物を抽象化しながら、
10のまとまりを確実にイメージできるようになることです。
この後につながる、2けた・3けたの繰り上がり繰り下がりの筆算は、
2年生の算数の前半の山場とも言われますが、その筆算が身に付くためには、
10にしたり10をばらしたりと、数量をイメージしながら自在に操れる力が必要です。
5年生の方は、比例が、XやYの方程式への入口であることは分かっていることでしょう。
しかし、2つの変化する量がいつも比例の関係になっているわけではありません。
2つの変化する量の関係を見抜き、比例かどうかを判断できる力を
今、身に付けてほしいところです。
これができれば、さらに比例という関係を利用することができるようにもなります。
今は、そのための基礎・基本をしっかり学んでくださいね!
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