3年生の社会科では、私たちのすむ地域についての学習があります。また、佐井寺小学校区は、歴史が古く、史跡もたくさん残っている地域です。そこで、今回地域の方にお願いし、実際に佐井寺地区を一緒に歩いて、佐井寺地区に残る史跡を教えていただきました。普段何気なく通学路として通っている地域ですが、たくさんの新しい発見がありました。
ここは行基さんが、祈祷してくださり、杖でトントンと地面をたたくと、水が湧いたという「佐井の清水」です。
ここから湧いた清水は、いざなぎ神社を通り、おかうずゐ池を通り、佐井寺山田寺までつながっているそうです。
この湧水で、目を洗う目の病気が治ったという言い伝えがあるそうです。
今でも、まだわずかに湧いているそうです。
次は愛宕神社に行きました。このあたりでは一番標高が高く、辺り一面が見渡せたそうです。
今は、お隣のライオンズマンションの方角はライオンズマンションがあるのでみえませんが、佐井寺・竹谷方面はいまも見渡すことができます。
次はいざなぎ神社です。
山田にもいざなぎ神社がありますが、佐井寺のいざなぎ神社はイザナギで男の神様、山田のイザナギ神社はイザナミで女の神様がまつられているそうです。
佐井の清水は、イザナギ神社の下を通り、この隣のおかうずゐ池に出て、そのあとそのとなりの佐井寺山田寺へとつながっているそうです。
佐井寺にある梵鐘は、行基さんの祈祷によって湧き出た清水の水で目を洗ったら病気が治ったことの御礼として寄贈されたといわれているそうです。
佐井寺の村の井戸がいまでもまだ残っています。
ここは、佐井寺から岸辺の釈迦が池まで、江戸時代に掘って作られたといわれている「佐井寺くりぬき水路」のあった場所です。
その時代にこんな長い水路を造ることはとても大変なことだったようです。
3年生の子どもたちにとって、自分たちの済んでいる地域の歴史・史跡について知ることができたことはとても貴重な学習となりました。また、今までとは違った目で地域を見ながら過ごすことができることでしょう。
ご案内をしてくださった地域の先生ありがとうございました。(3年3組は学級閉鎖のため、13日は行けなかったので、来週改めて学習します)
保護者の皆様も知らないことがたくさんあったのではないでしょうか。是非子どもたちから学んだことを聞いてください。
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