1時間目、4年生の教室に入ってみると、道徳の教科書「クラス対抗全員リレー」のお話に取り組んでいました。内容がとても興味深かったので、子どもたちの話し合っている様子を見ました。こんなお話です。
・リレー大会に向けて、そうたのクラスでは、休み時間や昼休みを使ってリレーの練習をすることになりました。
・練習していくうちにタイムものびてきて、みんなの心も一つになってきました。
・みんなが気にしていることは、たけしのことです。たけしは足がおそく、いつもみんなにぬかれてしまうので、たけしのいるグループは、いつも負けてしまうのでした。
・そんなとき、たけしが風邪をひいて学校を休みました。たけしが学校に出てきたのはリレー大会の前の日でした。
・「たけしさん、リレーの練習、やめておいたほうがいいよ。」「無利しないほうがいいよ。」「ゆうじさんが2回走ることになってたんだ。無理しなくてだいじょうぶだよ。」とみんなは口々に言いました。
・「だいじょうぶ。ぼく、あしたは走れると思うんだ。」たけしは困った顔をして言いました。
・そうたは、たけしが練習の時に、顔を真っ赤にして走っていた姿を思い出します。
・そうたは、「たけしがいなければ勝てる。それに、たけしのせいで負けたなんて言われたら、たけしがかわいそう。でも、たけしは一生懸命練習していたなあ。みんなに言った方がいいかな。」と思います。
・結局、そうたは何も言えませんでした。
今日の授業では、「そうたさんが何も言えなかったのはなぜか。」「自分ならどうするか。」など自分の気持ちを発表したり、お友だちの考えを聞いたりしました。
☆今日の授業の様子です
・道徳の教科書に載っているお話です。
・なぜ、そうたは何も言えなかったのでしょうか。
・みなさんならどうしますか。自分の考えをみんなの前で発表しました。
・もし、あなたがこの場にいたら、何て言いますか。一人ひとり紙に書いて振り返りました。
・たけしには負けても出させてあげたい。そうたは言おうとしたのになかなか言えなかった・・・。山五小でも、もうすぐ運動会の練習が始まります。このお話を読んで皆さんなりに考えたことを明日からの学校生活に生かしてほしいです。