夏真っ盛りとなりました。
熱中症に気をつけなければならない季節です。学校の正門を入るとビオトープの周りに大きな桜の木が何本か生えています。
その向こうの本校のシンボルツリーであるくすの木と一体となってこの季節は森のようです。
そして梅雨明けのこの季節、朝、校門に入ると蝉の声のお出迎えです。「蝉しぐれ」という言葉通り、蝉がいっせいに鳴きはじめ、まるで時雨が降っているような大音量で聞こえてきます。おまけに登校途中の子どもたちがよそからも連れてきます。「教室まで連れて行ったらだめだよ。」と声をかけると、「うん。」と言ってこの森に逃がします。一日数匹ずつよそからの蝉も増えています。もちろん学校で毎日何十匹も羽化していると思いますが...
夏のこの季節のビオトープのもう一つの楽しみは、スイレンのきれいな花です。
蓮に似ていますが、調べてみるとスイレンの花だと分かりました。前はビオトープの池一面にこのスイレンが生えていたそうですが、今はプール側の一部だけになっています。他の水草に追いやられたそうです。
今年もいろんなことがありました。いつもとはちがう夏になります。だから、いつもどおりの「変わらないもの」がうれしく、ありがたいと感じています。
今年も蝉が鳴き、スイレンの花が咲きました。