さて、昨日からプールに入っている子ども達ですが、6月は泥んこ遊びを思いきり楽しみました。泥んこ遊びでは、おうちの方々に洗濯の協力をしてもらい、子ども達は全身をどろどろにして楽しみました。
では、そんな泥んこ遊びで育つものは何か? と考えたときに、子ども達の"遊び"にその答えやたくさんのヒントが隠されていましたので、今回はそれを写真を交えながらご覧いただいている皆様と一緒に考えていきたいと思います。
泥んこ遊びと一言に言っても、遊びの内容は本当に様々です。
例えば、砂場での遊びとは違う、土、水を使った遊び。これは感触遊びでもありますし、土、砂、泥、水などの"性質の違いに気づく"という学びもあります。
固い土が水を含むことで柔らかくなる、また流れる。
土山を作って、そこから水を流すと、水と共に泥も流れて、川が出来、山のふもとには平野ができる。樋(とい)を使って、高いところから水を流すと、遠くまで水を届けることができる。
実はこれは、小学校の理科で習う、【水の働き】という単元と重なっていると言われています。
幼稚園での遊びが、実は小学校以降の学習の基礎になっているということなんですね。
とは言え、子ども達は遊びの中で、「これは水の働きだ!」などと考えながら遊んでいるわけではありませんが(笑)
「おもしろいな」「次は○○してみたらどうなるだろう」「やってみよう」
この繰り返しだと思います。
他にも、靴を履かずに裸足で歩くということで、足裏が刺激されたり、踏ん張ることで自分の体のイメージ(足が身体のどこから伸びているか、足の指に力が入ると土の中にめり込むなど)が明確になるとも言われています。
そういえば、子ども達は泥の上でたくさん相撲をしました。先生に負けても負けてもあきらめずに立ち向かい、最後にはやっつけ、そのことを喜んでいました。
体と体をぶつけながら、ふれあい遊びにもなっている。
子ども達は遊びながら、そんな学びをしている。そう考えると、幼稚園生活で子どもたちと過ごす中で、"こちらがすべて考えたもので遊ぶ"のではなく、"子ども達が、自分たちで考えて遊んでいける環境をいかに作っていくか"が大切なのだと思います。
いつもとは、違ったブログの内容ではありますが、お付き合いくださりありがとうございました。
また、そのような観点で子どもの遊びを眺めてみると発見があるかもしれませんね。
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