ずっと部屋で過ごしてきたおたまじゃくし。
毎日飼育ケースを覗いて、観察している子供たち。
「あっ!足が出てる!」
「手が出てきた!」などと
少しの変化に気付いて、お知らせするのは、
毎日毎日興味を持って観察している子供たちです。
だんだん、興味を持ってみる子供が増えてきましたよ。
そして、テレビ視聴でみたように、本当にカエルになったときは、
「カエルになった!!」と大喜び。
隣のクラスに知らせに行ったり、隣のクラスの飼育ケースを
覗いて、違いを見つけたり、行動が広がっていました。
虫を捕まえて、ケースに入れていたんですが、
やはり弱ってきているカエル君。
そこで、クラスで話し合いました。
逃がすことは全然頭になかった子供もいましたが、
先生や友達が「餌がないよ。」というのを聞いて、
「どうしたらいいかな?」と考え始めました。
3歳児さんは、先生の「逃がしてあげようと思うんだけど、どう?」
といううながしに、誰もいやだ!ということなくでした。
4歳児さんは、逃がす話を聞いて、「え~っ!!」と言いながらも
よく考えて、「餌とるの難しい・・・。」と逃がすことに決めました。
5歳児さんは、逃がす派、飼いたい派、どうしたらいいか分からない派、
がいるようでした。「餌、頑張って探す!」
「休みの日は、いっぱいあげとく。」「なかなか見つからないよ。」
友達の意見を聞きながら、揺れながら、逃がすことになりました。
カエル君に「元気でね。」「バイバイ!」「淋しい。」など
いろいろな気持ちを味わえたかな。
隣の小学校へ逃がしに行きました。
校長先生も見に来てくださいました。
4歳児さんのクラスでは、まだ、残っていたカエルに変身した
おたまちゃんを、「早く逃がしてあげないと死んじゃう!」と
飼わなければ気が付かなかったカエルの命に気付いていました。
自分と同じ大切な命です。
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