「忘れないために」元気なこころを育てる

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あの大震災から一年がたちました。

阪神大震災のあとのことを思うとき、
日本がみんな力を合わせて頑張っていけば、

東北や関東の被災地もきっと新しいエネルギーで立ち上がると信じます。

私たちはそれまでずっとずっと支え続ける覚悟です。

 
卒業式準備に追われていた去年の今日、

そのあいまに見たテレビの報道が伝える光景に心が震えました。



今、私たちにできることを考えます。

自分が「忘れない」こと、

子どもたちに「忘れないで」と道徳や総合をはじめ、あらゆる教育活動で伝えること

そして、一年たった今、
「忘れないために」もっと継続的にしていくことが何なのか
私たち中学校の職員は考えないといけないと思っています。

小さな募金もします。でも、経済的にどこかの方のようなことはできないし、
仕事や家庭を置いて、直接的なボランティアに行き続けられるわけでもありません。

 
たぶん、自分のポジションで、手の届くことでできることは、
次の時代のために、
希望をもって生きていく、あたたかな心の子どもたちを育てること
たぶんそうなんだろうと思っています。



しっかり社会を勉強して、仕事として、
お互いに支え合えるような国のしくみを考える人間を育てることとか、

しっかり科学を勉強して、生き方として、
安心して暮らせる世の中をつくろうとする人間を育てることとか、

しっかり国語や外国語を勉強して、
自分の気持ちを伝え合い人と人とがつながろうとする人間を育てることとか、

しっかり音楽や美術を勉強して、
豊かな感受性をもった人間を育てることとか、


それはもっと突き詰めると、
人が何のために生まれ生きるのかとか、

自分が自律してよりよく生きようと思う気持ちとか、

自分以外の人を助けたり、自分以外の人に助けてもらったり、
そのことに感謝することから始まる幸せとか、

人間を超えた自然に畏敬の念を持つこととか、

集団の中で、どんなふうに生きていけばよいのかとか、

 

そういうことをきちんと考えられる、中学生の元気な心を育てることだと思っています。

 

犠牲になられた方々に心からご冥福をお祈りし、黙祷を捧げます。合掌


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このページは、ブログ投稿者が2012年3月11日 14:46に書いたブログ記事です。

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