7/21の続きです
搬送された病院は当時看護婦だった母親の勤め先で、16:00までの勤務を終え退勤するところだった母親は、到着した救急車を横目に、「川でおぼれた子が運ばれてきたらしい・・・・・」と、同僚と会話しながら病院を出たそうです。「何を隠そうあなたの息子ですよ!」 一度帰宅した彼女が少年の着替えをもって病院へ呼び戻されたのは言うまでもありません。こんな時でも笑い話になってしまうなんて、いったいどんな人生なのでしょうか。
病院でどんな治療を受けたか全く記憶はないのですが、入院することもなく、自宅へ戻って布団に入りました。しかし、川の汚い水を大量に飲んでいたためか、その夜から数日間、40℃前後の熱が続き、肺炎も心配されました。それでも何とか乗り越え、ド厚かましい開少年は完全復活を果たしたのです。 (「看護婦」は当時の表記です) 続く