10月8日(木)今日は、3年生がゲストティーチャの方に来ていただき、聴覚障がいについて学びました。
来た下さったのは、昨年度まで本校の保護者でいらっしゃった聴覚障がいのあるお母さんです。
3年生は、総合的学習の時間の取り組みで、まちには、お年寄りの方や耳の聞こえない人や、目の不自由な人や、病気のある人、外国の人・・・などやいろんな人が住んでいることを学び、みんなが住みよい町にするためにはどんな工夫があるのかを勉強しています。
その一つの勉強として、今日は聴覚障がいのある方から、直接お話を聞く学習をしました。
まず、耳の聞こえない人は、どんなときに困るか?そしてどんな工夫をして生活をしているのかを、子どもたちに問いかけながらお話をしてくださいました。
この時計は、音や人の声に反応して光るしくみになっているそうです。だから、インターホンがなると、光って教えてくれます。
今日来て下さったお母さんは、赤ちゃんがお家にいます。赤ちゃんが泣いたときはどうするのでしょう。
赤ちゃんの声にも時計が光って知らせてくれるそうです。
電話はどうするのでしょう?
電話ではお話できないので、FAXを利用しているそうです。
こんなふうに生活を工夫することで、耳が聞こえなくても他の人と同じように生活をすることができるのだということを知りました。
子どもたちは、その工夫を聞く度に「へえー」とびっくりしていました。
でも、車や自転車が近づいてきても、車の音やクラクションの音が聞こえないのでとても困るそうです。子どものときクラクションに気付かず、交通事故にあったことがあるそうです。
見た目は、耳が聞こえないことがわからないので、車に乗っている人から、「どうしてよけないのかな」と思われてしまうことが大変だそうです。みんなには「、聞こえない人もいると言うことを知っておいて下さい」と話されました。
また、耳の聞こえない人は、かわいそうな人ではなく、みんなが助けてくれたら、苦ではなくなるんですよ。と話をしてくださいました。
今日の勉強を通して、佐井寺小学校の子どもたちには、いろんな人が住む町について、また深く学んでいって欲しいと思います。
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