お楽しみ会の子供たちの出し物が、楽器遊び、そう合奏です。
1学期からほんとに少しずつ、音楽遊びをする中で、
楽器にも触ってきましたが、
みんなで鳴らすのは、ほぼ11月終わりから。
3歳児さんは、「山の音楽家」
初めて、相談に挑戦。
音当てクイズや返事の代わりに楽器に親しんできた3歳児さん。
カスタネットに合う動物さんは?
素敵な鈴を鳴らす動物さんは?とグループに分かれて、
先生と一緒に考えました。
くまさんときりんさん、どっちにしようと迷ったり、
隣のグループは何にしたのかな?と気になったり、
自分の思う動物を言い続けたり。様々。
自分たちで考えたおかげで、誰に聞いても出てくる動物の名前を答えていました。
4歳児さんは、「犬のおまわりさん」
カスタネット、タンブリン、鈴を見せると、すぐに「やりたーい!」
歌詞に合わせて鳴らしていたのが、休みを入れて打ち出す子供がいて、
「その打ち方いいね。」と真似してやってみたりしていると、
一つの楽器でもいろいろな鳴らし方があることに気づき始めました。
ほんとに一生懸命に鳴らそうとしている4歳児さんでしたよ。
5歳児さんは、「勇気100パーセント」
木琴や鉄筋、大太鼓小太鼓、ツリーチャイム、シンバル・・・。
大きな楽器にも挑戦です。
昨年の年長さんがしていたのを憧れてみていましたもんね。
毎日いろいろな楽器を鳴らせてうれしい5歳児さん。
初めてみんなで鳴らしてみた時、「できたと思う。」「きれかった!」
いやいやそんなことはないと思う先生たち。
自分の楽器を鳴らすのに必死だったのが、カセットテープの音を聞いて
自主的に鳴らし始めたり、友達を誘って一緒にしたり、
自分一人だけでするんじゃないんだなと感じてきたようです。
でーも、なかなか音が揃わない・・・。どんどん速くなってしまう・・・。
そんな時、ビデオの登場です。
客観的に聞いて、やっと、どんな風に揃っていないのか、ずれているのかが
分かりました。
それからは、子供たちのほうが辛口で、先生が「揃ってきているよ。」と言っても、
「ずれてる!」というほど。
前日のこの真剣な顔見てください。
5歳児さんが素晴らしかったのは、何とかしようとその子供なりに工夫しようと
もがいたことです。
「歌を歌いながら楽器ならしたら、うまくいった!」
「1,2,3,4って数えてみた。」
「友達が鳴らしているのを見たら、合わせられた。」などなど。
自覚すると、子供たちは自分たちでステップアップしていきます。
当日は、「集中した。」「遅れたけど、やらなきゃと思った。」
「両方の耳で聞こうとした。」など。
この一瞬にどれだけ思いめぐらしていたのかと思うと、
本当に心から拍手を送りたいと思いました。
頑張ったね。
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