2月17日(金)
クラスのみんなで取り組む劇遊び。
子ども達はお話の中の役になりきって、「どんな表現をしたら
いいかなあ。」「どんな気持ちなのかなあ。」と考えて演じる
ことを楽しみながら作ってきました。どちらのクラスも、
子ども達の思いを大切にして、友達と力を合わせたり、
がんばっているところを認め合ったりしながら、作り上げた
満足感があったと思います。
劇遊びを通して、子ども達の心情・意欲・態度が育ったのでは
ないでしょうか。
では・・・どんな様子だったのか、紹介しますね。
キャンディ組・・・『ぽんたのじどうはんばいき』
いろいろな動物になって楽しんでいた子ども達。当日は、
何の役になろうか考えてじぶんで決めましたよ。
でも・・・、劇遊びの1週間前くらいから、キャンディ組に、
インフルエンザが襲ってきました。何人かのお友達が
休む中、お互いその子どもの役を代わり合って、当日は
どうするのかも、みんなで話し合って決めていました。
当日になっても、休みの子どもが増え、一人でその役を
がんばった子ども、その子どもを「大丈夫かなあ。がんばれ」と
応援してくれている友達。みんなでできなかったことは
残念でしたが、みんなの気持ちはひとつになっていた
ように思います。
次の週の火曜日に、休んでいた子ども達がみんな揃い、
お家の方に見ていただく機会を持ちました。
狸のぽんたは、自動販売機を作ることにしました。
この自動販売機は、葉っぱを入れて、好きなものを言うと、
それが出てくる自動販売機です。
ライオン君がやって来て、「こまがほしい。」と葉っぱを
入れると、「ぽぽんのぽぽんの すぽぽんのぽん!」と、
葉っぱがこまに変わって、自動販売機から出てきました。
次にキツネの姉妹がやって来て、「ハートのペンダントが
ほしい。」と葉っぱを入れると、今度も、ハートのペンダントが
出てきました。
その次にやってきたのは、歯が痛いサルさんでした。
「歯が痛いからお薬をください。」ぽんたは困りました。
「どうしよう???」「そうだ!いい葉っぱがあるぞ。」
以前に自分が歯がいたいときに使った葉っぱを思い出し、
「しばらくお待ちください」という手紙を置いて、葉っぱを
とりにいき、無事サルさんに渡すことができました。
最後にやってきたのは、狸のポン子ちゃん。
「わたし・・・・、お友達がいないから、お友達をください。」
またもや困ったぽんたくん。
いろいろ考えて・・・・
「そうだ!僕が友達になればいいんだ。」
友達になれたポン子ちゃんとぽんたくん、よかったね。
自分の得意なこままわしや縄跳び、フラフープ、ボールつき
などを見てもらう場面や、
友達と一緒に仲良くなって遊ぶ場面などもあって、
楽しくて盛りだくさんでしたよ。
自分達で使う道具を準備したり片付けたりしましたよ。
友達と一緒に、木を出しているところです。
チョコレート組・・・おむすびころりん
なりきることが大好きなチョコレート組は、すぐにねずみに
なりきって、「ちゅーちゅー、ちゅーちゅー。」言いながら
遊んでいました。
子ども達の意見を取り入れながらしていたため、お話が
どんどん膨らみ、お米の役の子どもが出てきたりなど、
チョコレート組オリジナルの「おむすぶころりん」になりました。
おばあさんは朝早くから起きて、ご飯を炊き始めました。
そこに、お米役の子ども達が登場。「私たちはおこめ。」
と、ダンスを始めました。
ご飯が炊けたかおばあさんがのぞくと、ホカホカのご飯が
炊けていたので、おむすびを作ることにしました。
「あいうえおにぎり」の歌にあわせておむすびを作りましたよ。
その間おじいさんは、芝刈りに行く準備のために、釜を
磨いていますよ。これは、子ども達のアドリブです。
芝刈りも、子ども達のイメージで、草刈のように表現して
います。
おなかがすいておにぎりを食べようとすると、おむすびが
転がってしまい、穴の中へ。すると、穴の中から
「おむすびころりんすっとんとん。」という歌が聞こえて
きました。その様子を、影絵で表現しましたよ。
影絵をしている中の子ども達です。後姿がなんともかわいい
でしょう。
おむすびがなくなって困っているところに、ねずみが
迎えに来てくれて、おじいさん達は穴の中に行くことにしました。
ねずみの家では・・・、おもちをついてご馳走してくれたり、
ダンスを見せてくれたりしました。
最後には、玉手箱をお土産にもらい、家に帰って開けて
見ると・・・おもちや小判や、果物など・・・ステキなお土産が
いっぱいでした。
劇の最後には、みんなで「にんげんていいな」の歌を
歌いました。
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