いよいよ6月から授業ができます!
みなさんと一緒に学べること、楽しみにしていますよ!持ち物・気持ちの準備を整えておいてくださいね♪
さて、先週に引き続いておすすめの本の紹介です。
☆「きみの友だち」 重松清
この作品も歴代の先輩たちがかなり読んだ本になります。
図書委員さんのおすすめ本としてよく登場した本になります。
一人の女の子が成長過程で出会った友だち、弟、周りの人たちとの日常を連作長編のような形で描いています。
登場する人物たちが魅力的でひとつひとつのストーリーがとてもいいです。たくさんの友だちができる小・中学生時代に読んでみるのはとてもいい作品になるでしょう。
☆「しずかな日々」 椰月美智子
主人公は小学五年生の男の子。なかなかにさえない主人公ではありますが、友だちや先生との出会いから少しずつ本当に少しずつ自分の世界を広げていくというような作品です。
淡々としてはいますが言葉のチョイスがとても美しく、とてもいい作品です。
☆「あと少し、もう少し」 瀬尾まいこ
舞台は都心から少し離れたある中学校。陸上部駅伝チームのお話です。
この作品は一つの章が一つの区間になっていて、章ごとに主人公が切り替わって進んでいきます。主人公が一人ではなく、すべてのランナーが主人公になれるそんな描き方になっています。駅伝のタスキとともに一人ひとりの想いが繋がれていく様子がとても美しい心情表現で語られています。スポーツ小説ではありますが、心と向きあわされることが多いそんな作品です。
☆「西の魔女が死んだ」 梨木香歩
タイトルに'死'が入っていますが、決して暗い小説ではなく、むしろ優しさにあふれた作品です。
'西の魔女'は主人公である中学生の少女の祖母のこと。不登校になってしまった少女がイギリスのおばあちゃんと田舎ですごしていくうちに自分を見つめなおし、自分をみつけていく作品です。